【ユーザーボイス】⑦ユニクルカード:横浜市役所様(前編)
横浜市の令和4年度スタートアップ社会実装推進事業で、「ユニクルⅡ」が採択された際に、ヒーローインタビュー&ユニクルカード作成やユニクルⅡをトライアル導入した部署の職員にその効果などをインタビューしてきました。
まずは前編、「ヒーローインタビュー」の感想です。
ヒーロインタビュー&ユニクルカードとは
「ヒーローインタビュー」では、お客さまのキャリアや乗り越えてきた困難を2時間ほどかけて1on1インタビューでお伺いし、お客さまがこれまで磨いてきた“スキルを棚卸し”します。
さらに、価値観・将来の夢・苦手な事などから導き出された、ご本人だけのユニークな「職業」、「必殺技」を表現します。
これらを合わせて名刺大のカードにデザインしたものが「ユニクルカード」です。
裏面には、インタビューを通して見つけたお客さまの“人生を彩る言葉”を、ワードクラウドで表現しています。
キャリアを肯定し、それをカードにする事で次の効果が期待できます。
・自己肯定感の向上
・第三者目線でのフェアな経験スキルの査定
・自己紹介における最強のツールの提供
「自分の中の優先順位が明確になった」
Q. ヒーローインタビューの効果はどんな所にありましたか?
森田さん:
仕事や家庭のやるべき事に日々追われていた中で、時間を取って自分の人生を振り返る事は普段なかったので、とても新鮮な経験でした。
仕事も家庭も含めて自分の生活のなかで何を優先順位において生きてきたのか、そしてこれから何を重視していくのか、が明確になってすっきりしました。
インタビュアーの方と利害関係のない初対面だったからこそ、肩ひじ張らずに素の自分を出すことが出来たのかもしれません。
「1対1が苦手な自分でも話が出来た」
Q. ヒーローインタビューを受けてみて驚いた事はありますか?
山本さん:
僕自身1対1での面談はあまり得意ではないのですが、ヒーローインタビューの時間はあっという間の2時間でした。上司との面談でもやった事のないほどに深堀し、いろんな事をインタビューアーの方に聞かれましたが、いやな感じはせずに、楽しかったです。
もやもやしていた過去の思い出を、すっと腹落ちする言葉に表現してもらえて、感心しました。
「過去と今のつながりに気づける」
Q. ヒーローインタビューを受けて何か気づきはありましたか?
磯田さん:
2020年の東京オリンピックで横浜市は英国選手団を受け入れ、私はその調整担当でしたが、その時の苦労話を親身に聞いてくれて、共感してくれたのが純粋に嬉しかったです。
また、そうやってこれまでの経験を、親身に、共感しながら聞いてもらったことで、過去の経験が積み重なって今の自分が出来ていること、無駄な時間が無かったことに気づかされました。 しんどかった事や苦労した事も安心して話せた気がしますし、全肯定してもらって、「今まで間違ってなかったんだな」と自信とモチベーションをもらいました!
「1時間では全く話し足りない」
Q. ヒーローインタビューの感想を教えて下さい。
黒米さん:
インタビューは自分を振り返る良い機会になりました。職業・必殺技も自分の経験を活かしたものになっていて、満足しています。
今回はユニクルさんのトライアルの中で、通常2時間のヒーローインタビューを1時間でやらせて頂きました。無事にカードを作る所までは行きましたが、やはり話し足りなかったです!
後編へと続きます!
次は完成したユニクルカードの感想です。
編集後記
今回は、「自分の中の優先順位が明確になった」等、こちらが事前にしていたヒーローインタビュー効果の予想を超える感想を聞かせていただきました。 特に、普段忙しく自分のことを振り返る機会がない方にこのヒーローインタビューの効果が大きそうだなと、考えたりしました。
また、今後ヒーローインタビューを大学での研究の題材として取り扱う予定です。インタビュー後の効果について、研究の思惑とぴったりと当てはまる生の声を聞かせていただけたので、嬉しかったです。あとはデータでしっかりと実証していきたいと思います。
ユニクル株式会社
https://uniqle.co.jp
聞き手:倉田
撮影:佐武
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