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「自分らしさを活かして理想の生き方働き方を実現する」をテーマに一年間コミュニティを運営してわかったこと

自分らしさを活かす、理想の生き方働き方を実現するという二つの大きな命題をクリアする方法を考えて、作ったコミュニティ「ラクたのライフ」の1年目を簡単に論文風にまとめてみました。

概要

目的

自分の強みを見つけ、活かすことで、理想の生き方働き方は見つかるのか?を検証する。

背景

近年、個々の多様性が重視され、人々は自分らしさを尊重しながら理想の生き方と働き方を求めている。また、女性向けのキャリアスクールでのコーチング経験から、自分の強みを受け入れられてない、手放す勇気がない、周りにロールモデルがいないなどの理由により、現状維持するしかないと思っている女性の働き方のバリエーションを増やす必要性は高まっている。

方法

コミュニティにおいて、①自分軸づくりワークショップ、②手帳の学びシェア会、③グループコーチングを毎月一年間にわたり実施。参加したメンバー11名(8-9か月地点)を対象として、その効果を振り返る。

結論

  • コミュニティ期間に、全員がなんらかの変化を感じ、満足度も上がったことから、自分の強みを見つけ、活かすことを意識すると、理想の生き方働き方に近づくことは予想される。

  • 期間中に、働き方を変えたメンバーが9割という結果が意味することの解明は、社会的に重要ではないか。(特に育休後、復帰を選べない/選ばない背景とは)

  • ネガティブに捉えていた自分の性格が実は上手に活かせば立派な強みであるとわかった、できないことにフォーカスしがちであったが、自分の得意なことを積極的に引き受け、苦手なことは誰かにカバーしてもらうという発想も大切だという考え方の変化は、企業研修で得られる感想とも共通している。

  • また、人間関係について、ソーシャルスタイルを知ることでラクになったり、関係性が深まることも結果としてわかる。

  • 安心して話せる、応援してもらえる仲間の存在は、基盤として重要である。

考察

1年という短いスパンでは、理想までたどり着くことは難しく(難しいのはファーストキャッシュではなく、継続的にお仕事を受注すること)、少なくとも3年程度の期間をかけて、緩やかに整えて行くアプローチが適切と考えられる。対象となった人数が少ない点も注視すべきポイントではある。


メンバーのリアルな声


以下、アンケート結果を掲載します(回答者6名)

変化を感じますか?

アンケートに回答してくれた6名のうち、全員が以下の変化を感じている。

  • 自分の強みがわかってきた

  • 強みを活かせて楽しい時間を増やせている

  • 生き方働き方の考え方が変わった

  • 働き方や仕事内容が変わった

  • 期間中、実は辛いこともあった


毎日の満足度を教えてください。

日々の満足度については、入会前は3名が60%、2名が80%と回答したのに対し、2023年10月現在では4名が80%、1名は100%と回答。
コミュニティ活動期間に、満足度が上がった様子がうかがえる。


今のところ、どんな働き方が理想ですか?

16.7%が専業フリーランス、33.3%が会社員+副業、50%が複業フリーランスと回答。会社員でありたい人も、副業を持ちたいという希望があること、またフリーランスでも専業より複業を目指す人が多いという結果になった。


「ラクで楽しい」に変わったと思うことは何ですか?

自分が自然にできて社会に貢献できることで仕事にする「ラクで楽しい」というコンセプトを持ったコミュニティ。メンバーの「変わったな」と感じるポイントは以下の通りです。

  • お仕事に対する考え方が変わった。自分のできることを精一杯giveし、苦手なところは助けて貰えばいいんだ!という考えに変わりました(元々あったとは思うが、より強く、気楽に考えられるようになった)。

  • おせっかい、お世話好きな部分が役に立つ仕事があるんだなと実感しました。

  • ソーシャルスタイルのコミュニケーションのヒントを元に、思考の癖などが分かると付き合いやすくなりました。

  • 人との関わり方。前までは色々様子を伺って余計な心配ばかりしていましたが、そういう考えの人もいるからそこまで気にしなくていいんだな〜と気持ちがラクになりました

  • 今までは仕事と育児に追われて先のことや振り返りができなかったけれど、話を聞いてもらったり、らくたのメンバーの発言にヒントをもらったりと1人で悩んだ時などに助けられています。

  • 夫婦間で人生観や仕事についての話をよくするようになったので、お互いの事をより知れるようになりました。


個別ケース(本人の許可を得て掲載しています)

私の可能性をみんなが信じ応援してくれるから
自分にももっとできるかもという自己肯定力が上がった


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