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マレーシアの建物が美しい



ペトロナスツインタワー

来る前から分かっていたが、マレーシアは、特に首都のクアラルンプールは本当に都会だ。インドからやってきたわたしは、夕暮れの街を歩きながらその違いを全身で感じていた。
舗装された道路、立ち並ぶビル群、道を歩いていても意味なく後ろからクラクションを鳴らされることもない。普通に落ち着いて歩ける街だ。
向かっているのはKLCC公園。噴水ショーを撮影しに行こうと思っていた。

クアラルンプールでわたしの目を惹くのは建物だ。何か特別なところがあるわけでもないのだが、自分がイメージしていたマレーシアっぽさがそこに現れている気がする。
たとえばこんな感じ。

KLCC公園に出る前に「あれ」を見つけた。クアラルンプールのシンボル的な建物、ペトロナスツインタワーだ。一応見ておこうか程度に思っていた建物だったが、実際はその大きさに圧倒された。
ぐるっと回り込むと、建物の正面に出た。真下には小さな水路があり、その前ではペトロナスツインタワーをバックに写真を撮る人たちがたくさんいる。その中で気になったのは、写真を撮ってデータを販売している人たちだった。
彼らはスマホと同じくらいのサイズの照明をスマホにくっつけ本格的に撮影していた。覗いてみるとかなり綺麗に撮れている。照明がなければアンダーに落ちそうな被写体が見事に浮かびあがっていて、また、広角で撮影していることで人物が強調されていた。はっきり言って上手い。わたしの機材では同じようには撮れないだろう。

写真の販売をしている彼らの撮影機材はスマホだ。それに対してわたしのはでかい一眼レフカメラ。カメラ片手にポジション探しをしていると、地元の人たちだろうか、よく話しかけられる。機材からだろう、わたしをプロのカメラマンだと思っているようだ。
わたしもわたしで建物単体でまず撮れれば、その後撮ってあげても構わなかった。ところが、撮影ベストポジションには入れ替わり立ち替わり人が立つため、自分の分ですら簡単には撮れない。いい場所にはやはりここでのプロたちがいいタイミングで入り仕事を進めていた。

どう頑張っても余計なものが写り込み、結局、建物単体を諦めたころには撮影依頼もなくなっていた。
彼らは有料で依頼してきていた。金額は微々たるもので、おそらくスマホのカメラマンよりも安い金額で撮ってもらいたいと思っていたのだろう。それでも、どうやらここで小遣い稼ぎ程度はできそうだということは分かった。ただ歩いているだけで話しかけられることなど滅多にないのだ。


噴水ショー

毎日行われているという噴水ショー。広場には人だかりができていた。

噴水ショーもさることながら、周りのビル群の存在感は圧巻だった。西新宿に桜木町を足したような煌びやかさがあった。

応援ありがとうございます! なんだかいろんなことやていますけど、今後も写真家として活動し続けられるように頑張ります!!!