クラウド関係者(以外にも)におすすめする、OMOやアフターデジタルでオススメ本

この頃案件的なお話はもちろんですが、OMOやアフターデジタル人材を紹介して欲しいってお話をいただきます。自身のようなおっさんにも声がけされ、重要だけど日本国内の人材の少なさがわかります。

日本はそもそもこれからのフェイズなのでOMO経験○年選手とかほとんどいないわけで、これからなわけですが、OMOやアフターデジタルの技術的な要素を全て満たしたフルスタックなエンジニアがいるからOKって感じではなく、分担の話が普通にでると思います(オフラインが関係する限り効率よくやるのは限界がある)。また事業側やマーケティング側(O2OをOMOって言っているきらいは存分にありますが)は感度良い方々は基礎情報を抑えていますが、最先端と言われるクラウド業界な方々でもOMOやアフターデジタルは一部のかたのみと思われます。

そんな事業やマーケティング側とイケてるデベロッパーさんをつなぐためにインプットすべき書籍を元クラウド界隈の自分が独断で書き連ねます(そんなに外してはないと思いますがはすしていたらごめんなさい)。

OMOやアフターデジタル案件をお客様に話す時に、最後に必ずおすすめしているのは

が鉄板で、この頃は喋り終わった後に実は読みましたって方が多くなってきて、「それ早く言ってよ〜」と思う事が増えてきているので、会話の冒頭に読んでます?って一言確認を入れるようになっているぐらい感度高めの方に大ヒットしている一冊。

特に平安保険の下りは保険に全く興味がなかった自分(そもそも保険興味ないですよね)が進んでアフターデジタルの事例でお話するぐらいの自分的には革命的な内容です。このあとでも出てくるフーマーの話などは自身の中国のイメージを完全に変えました。リテールの方々は中国に視察行かれているかた多いので、リテールの方とお話する機会のあるかたもぜひって感じです。アフターデジタルを読んだかたはビービットさんが開催する

でアフターデジタルの書籍以降のアップデートもオフライン(東京)とオンライン(全国)で参加して情報取得可能なのでぜひ。

次ですが自分がOMOって言い出したのは、P社のH執行役と2018年3月のAlexa Dayの後の飲み会で、「自社の場所への誘導がメインではなく、街を活性化させたい」と言うお話に共感してクラウド側としてのオフライン施策を色々考えていた時に、ふと目に入ったこの本を読んで、

これだ、これからはOMOだってなったきっかけの本です。アマゾンや他の事業会社のOMOをわかりやすくフレームワークで説明しています。自身はまだエンゲージメント4Pをきちんと落とし込めてなくて自分の提案では出せてませんがいずれはものにします。抽象化が好きなデベロッパーにおすすめかなと思います。作者のかたの企業の顧客時間で検索すると沢山の記事がヒットするのでそれらもみていただけると。案件の席でたまに顧客時間のかたと同席するのですが、DXみたいなふわっとしたお話ではなく、どう顧客目線でサービスをするのかをとことん議論してくれるので顧客時間さんはおすすめの組織です。

前の二つの本はサクサク読めますが、次に紹介するご本はがっつり系です。

アフターデジタルでも主に取り扱われているアリババの本。システム屋さんとしては鳥肌物の取り組みが記載されています。独身の日の取り扱い金額の巨大さやAmazonのECの中国版とかの認識ですが、実際は社会の課題をデジタル実装し解決する組織のお話です。アリババの最初のほうのくだりは好きなかたむけですが、ネットワーク・コーディネーションとデータインテリジェンスの章は鳥肌物です。アマゾンは顧客だけを見続ける感じですが、アリババのLSTは日本では壊滅しかけているパパママストアをテクノロジーで生かす感じで自分的には非常に好感をもっていて(近江商人の三方よし的な感じ)、日本でもこの流れを組み込みたいと思っています。

最後はD2CがタイトルですがOMOやアフターデジタルが興味あるかたはぜひ読んでいただきたいご本です。

詳細をお話すると面白くないので割愛しますが感想は自分でもD2Cしてみたいと思った一品ですw

他にも色々本やWEB・セミナーなどでOMOやアフターデジタルなキーワードがありますが、アフターデジタルと世界最先端のマーケティングはまず抑えていただき、興味もったら他の二冊も読んでいただければと思います。

OMOやアフターデジタルは既存の延長ではなく顧客体験をベースにサービスを定義し直す感じで、オブジェクト思考の時に構造型のアプローチから考えるのではなく頭をまっさらにして学習するのと同じように思っています。リアルの再設計のチャンスは数は少ないので、ぜひこれらのご本で興味もっていただいて、雲の中の世界だけでなくリアルにも影響を出せるOMO人材がクラウド業界から多く排出されることを願います。


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