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わからないものはわからない

ちょっと重い話かもしれません。

こんばんは、うにもちです。

突然ですがあなたが他の人よりできることは何かありますか?
それは「人の良いところを見つけられる」でも「挨拶ができる」でも。
「カービィについて熱く語れる」とか「部屋がきれい」とか、なんでも良いです。

また、あなたが他の人よりできないことは何かありますか?
「覚えることが苦手」だとか「食べることが遅い」だとか。
「運動が苦手」や「喧嘩が弱い」みたいな……。

あ、ちなみにこれは全部僕のことです。

今回は何かができる(できてしまう)人は、できない人がわからない(わかりづらい)という話です。

多分「できる人」の多くは無意識にできるのではないでしょうか(スポーツなどに関しては努力の面も大きいと思うので、今回の話からは外れてしまいますので触れません)。

僕の場合例えば「部屋がきれい」はそもそもきれい好きだからという理由ですし、挨拶に関しては親の教育がしっかりしていたからだとおもいます。
そのため今は苦にならず、することができます。

逆に運動とかはダメですね。小学生の頃から外で遊ぶっていうのをあんまりしてこなかったので中々に貧弱です。
食べることも遅いですね、なんでなんでしょう。

とまぁ、人それぞれ得手不得手ってあると思うんですけど、できる人にとってできない人っていうのが何故できないのかっていうのが想像しづらいんですよね。
なぜか、これはとても簡単で、

だって、できてしまうから。

残酷なほどにシンプルな理由ですよね、これ。
できない人にとっては死活問題であるにもかかわらず、なぜできないのかが理解されない。
こんなにも人の世で生きていくうえで哀しくて厳しいものってないですよね。

別に今回言いたいことは「できないということを理解しろ」ということではないんです。
あなたがいとも簡単に行えることを、何があってもできない人がいる」ということをまずは「認識してほしい」ということなんです。

わかりづらいと言うあなたの為に、すごく不謹慎で分かり易い例えをしますね。
足がない人にサッカーはできないですよね?
それと同じなんです。
残念ながら同じ見た目をしているから同じことができるなんて、世界は、神様はそんなに優しくない

ウサイン・ボルトと同じ見た目をしているあなただって、同じ速度で走ることはできませんよね。
そんなもの、あれは天才だからできるんだというかもしれません。

まず考えを改めなおしてほしいことは「できない人にとってはできる人が皆天才に見える」ということです。
あなたが天才に見えるんです、僕は。

なぜこんなことができないんだ。
あなたは言いますが、僕も同じように思っています
なぜこんなことすら、と。
それで枕を濡らす夜も数多くあります。
あなたにとって特別じゃないことが僕にとっては特別なことなんです。

僕の例を出してしまうと寝てしまう、ということがあります。
今までは正直寝てしまっても特に問題なかった環境だったため気付かなかったのですが、どうやら僕は起床後10時間頃には絶対眠ってしまう様です。
休日だともちろん問題ないですが、これが仕事中にも起こってしまうことが問題なんです。

……とはいえ、何かをしていれば問題なく起きれたりします。
それはゲームでもいいですし、こうして文章書く事でもいいみたいです。
とにかくに何かをしていれば問題ない(と言いつつも眠いのは勿論眠い)。

ただ、「座ってものを見ているだけ」という状況の場合そういうわけにはいかないんですね。
僕の職場はちょっと特殊で、そういったことが現在は毎日起こる職場なので、特に困っています。
さてそれはなぜなのか。
それがわかったら苦労がないんです。

勿論夜はできる限り早く寝るようにしています。
そもそも寝てしまう時の眠気は睡眠不足からくるような眠気ではないので、寝不足が原因でないということは自分が一番わかっているのですが……。

今確かなことはなぜか夕方頃には寝てしまうということと、それによって上司や客に迷惑をかけている、ということです。
改善を一番願っているのは間違いなく自分自身です。

さて、自分の話をしましたが、今この文章を読んでいるあなたの周りにもいるんじゃないでしょうか。
直せと言われても絶対に直らない人が。

多くの場合その人自身が、それをできない、直せない人が一番悩んでいます。
なぜこんなことが、と。
なぜかそうなってしまうんです。
理由さえわかれば直せるかもしれません。
でもわからないんです。
わからないし、直せない。

勿論甘えが原因でそうなってしまう人もいるとは思います。
反省の色が見えないだとか、怒られてもヘラヘラしているだとか。
そういう反応の人は、確かに怒られていることを一切気にしていないため直らないだけかもしれません。
しかしその一方で絶対に直らないという人がいることも事実だと思います。

怒られているときは本気で反省したように見えるのに、翌日全く同じことをやらかす人、いますよね。
本心で反省していないんだ、そう思う人もいるかと思います。
ただ、絶対にそれをできない人だったという場合もあると思います。

前述したとおり、こういう人のことを理解しろ、と言っているのではないんです。
そういった人が存在することを認識してほしいのです。

とはいえできない人側も「絶対にできないというのになぜ理解してくれないんだ」と開き直ってはだめです。
だって他の人はいとも簡単にできてしまうんですから、そもそも解らないことは当然なんです。
それに、自分ができないことによって不利益を被っているのはどう考えても相手なんですから。
自分が被っている不利益って怒られることくらいですよね?

ですので僕が今話しているこれはただの「願望」です。
普通がこなせない、普通じゃない僕がこうなってくれたら良いなっていう、ただそれだけです。

普通って案外難しいんです。
みんなできているんだからできるはず、ほとんどの人間がそんな考えだから戦争はなくならないんだと思います。
全員が同じである必要なんて、果たして本当にあるんでしょうか。

長くなってしまいましたが、なんとなく言いたいことは伝わったでしょうか。
ただ、このノートを読んだうえで勘違いしてほしくないことは、

わからないものはわからない」でいい、ということです。

だって皆人間ですから。万能じゃないです。
世の中には相容れない考えもたくさんあります。
今回のノート自体がまさにそれの人もいると思います。

でも大事なことは「存在することを認識する」こと。
これが踏み出すことが難しい、でも大切な第一歩なんです。
そこから先の落とし所は、その場その場で変わってくるので一概には言えませんが、どんな場合でも認識さえしてしまえば案外なんとかなったりすることも多いと僕は思います。

長い文章を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
みんながいつか、色んなものを認識できる日が来ることを願って。

それでは、また。

#人間 #コラム #エッセイ #日常

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