【読書記録】今夜すきやきだよ
今夜すきやきだよ
谷口菜津子 著
本当に本当に大好きな本で。
漫画なんだけど、載せちゃう!!
嬉しくって、読むたびに涙がうるうるする。
わたし自身は長く付き合っている恋人がいますが、結婚願望はいまのところ本当にありません。
子供の願望ないです。
ぶっちゃけ奢ってもらいたいとか、養ってもらいたいもありません。(なんなら養えるくらいに稼ぎたい)
あと、結婚をしたくない理由として、苗字を変えたくない、変えてほしくない(別姓婚がいい)、現状の日本の法制度や『家』や『家族』の考え方のもとでの婚姻関係になりたくないというのもあります。
でもこれって『普通』ではないみたいで、友達にも親(母はわかってくれるんですけどね笑)にも、『変わってる』と言われます。
『そろそろ結婚?』は苦痛ですし、祖父が亡くなったときに『ひ孫みせられなくて残念だったね』と言われたときには本当に辛かった。
『こんだけつきあってて、まだ結婚しないの?』
『でもいつかは結婚するんでしょ』
別姓婚ならまだ…といえば、『そんなことにこだわってるの?』『同じ苗字って家族って実感湧くよ〜』
まぁ、こんなこといろいろ言われますが、幸いにもわたしは恋人がそこらへんの理解がめちゃくちゃある人なので、二人でいる時の関係性はめちゃらくちんです。周りを気にしなければいいだけ。
でもまぁ、とにかく。わたしは『普通』ではないらしくて、なんか挫けそうな時もあるわけです。
それでここに出てくるあいこちゃんとともこちゃんにすごく共感したり、勇気づけられるわけです。
『普通』じゃないことをしてる人たちに対して、自分の価値観の『普通』を押し付けることはいいことではないのよね。あいこちゃんの言うように、『理解できなくても、見守っていてほしいものね』
結婚するときに苗字を変えること、子供を作ること…他にもいろいろ。みんなこうしてるから、そういう常識だから、にとらわれて、共有したりある程度伝えるべき価値観への判断が鈍ってきちゃうのが恋愛観とか結婚への考えですごく多いと思ってて。
わたしは『そういう世の中』とか『仕方ないよね』で済ませることはできないことはどうか諦めずに済む世の中になってほしいとめちゃ思うわけです。。。
そんな二人が出した法律婚で、『別居婚』という選択は今考えれる選択肢の中でとても良いものになったんじゃないかと思う。
それで、私たちは人にどう言われようと自由な考えで二人の意見を大切にして結婚の選択をするべきだし、考えた上ならだれも反対も文句も言っちゃいけないと思う。
2022年だもん。結婚くらい自由でいいじゃない。変な家制度とか固定概念に囚われたカチカチの常識は押し付けず、本人たちのしたいようにすればいいじゃない。まぁ、固定概念とか家制度とか好きなら自分の結婚にはそれをやればいいじゃない。パートナーと理解しあえるなら、それもまた自由のうちのひとつだし。
すごくシンプルなことなのに。大人にはそれがすごく難しい。
インスタやってます!