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全わたしが泣いた!ヒプノセラピー体験①

ヒプノセラピーとは

みなさんは「ヒプノセラピー」をご存知でしょうか。

ざっくりいうと、
セラピストの誘導で催眠状態に入り、潜在意識に直接はたらきかけることで、固定観念を書き換えたり、幼児期や前世の記憶にアクセスして問題の本質をさぐったりするセラピーのこと。

「催眠」といっても、むかしテレビで観たような、自分の意識が飛んじゃって勝手に何かを言ったりやったりするようなものではなくて。
一言でいうと、「完全なリラックス状態」のこと。
ちゃんと意識はあるけれど、頭も身体もリラックスして、マインドフルネスな感じで、想像力豊かにイメージが描けるような状態。
そのイメージは、視覚的な感覚が強い人もいれば、嗅覚や触覚で捉えやすい人もいる。

わたしがヒプノセラピーを初めて受けたときの体験談を書き記したいと思います。

ヒプノセラピーをやってみたかった理由

ものごころついたときから、ほんのりひたすらホームシックでした。
家にいるのに、「ここではないどこか」へ帰りたい感覚。
帰りたいのに、何かやることがあってこの地球へ生まれてきたような、何かを忘れてしまっているような、何をやっていてもこれじゃない、というような、答えがわからない、言葉にできない、心の奥底にある焦燥感。

そして幾度となく思い出す記憶の断片。

そのうちのひとつは、地下世界から地上に向かう、大きな竪穴トンネルの周りにある階段を白い馬に乗って駆け上がる少年のこと。
もう少しで地上に出られるというときに、それまで開いていた岩戸が「ゴゴゴゴ」という轟音とともに閉まりそうになる。
間一髪で、乗っていた馬が前半身を岩戸の隙間に滑り込ませて出口を確保し、少年を岩戸の向こうに追いやった。

馬と共に行きたかった少年は、馬を動かそうとするが、巨大かつ強固な岩戸に挟まれてもう動けない。
馬は少年に「向こうの世界を見に行きたいんだろう!行け!進むんだ!」と意思を送る。

というイメージ。

あまりにリアルで、子どもの頃に観た映画かドラマのシーンなのかとも思ったりもするんだけど。むかしからそれを人に話そうとするたびに、なぜかわたしが胸を突かれたように嗚咽して説明が困難になってしまう(爆

なにこれ。知りたい。

ヒプノセラピーがひとつの答えになりそうということは数年前から知っていたけれど、知らない人と密室に2人きりというのがこわい気もして、尻込みしていました。

でも、引き寄せたんでしょうね。
わりと好きなYouTuberさんが、自身の信頼するヒプノセラピストを紹介している動画を発見。「なら大丈夫そう!」ということで、早速申し込みして行ってみました。

ヒプノセラピーってどんな感じ

都内某所、マンションの一室。
生活感のあまりない1K。アロマの加湿器がたかれ、音楽はない。
ヒプノセラピストは、おそらく50代ぐらいの男性で、医者のような雰囲気の人だった。それほど愛想はないが、こわい感じでもない。

対面でソファに座り、まずはヒプノセラピー自体の説明を受けました。

リラックスしつつも意識がある状態で、いつでも中断できる。
トイレに行きたいなら行ってもいい、ムリに何かを強要されるものではない、などなど。

そして、事前に答えていたアンケートをもとに、じっくり始まるヒアリング。
わたしがヒプノセラピーを受けたい理由を話していく。
白い馬と生き別れた話をしたら、やっぱり号泣(爆
自分で話していても様子がおかしい(笑

ほかにもいくつか知りたいテーマがあったりして、セラピーでクリアしたいポイントをセラピストと一緒に整理。
認識合わせができたタイミングで、奥にあるリクライニングシートに移動しました。

目を閉じて、セラピストの誘導で、呼吸に意識を向け、頭から足の先まで一か所ずつ丁寧に力を抜いてリラックスしていく。
マインドフルネスな催眠状態に入ったら、自分の好きな場所を訪れるように言われ、しばしその景色を味わいました。
そこへ魔法のじゅうたんが現れて、わたしを乗せて、とあるところへ連れていく。

わたしの場合、そこは真夜中の森の中でした。月の光が明るく、木々が静かに照らされている光景。
木が生えていない丸い広場のような一画に立って、わたしは誰かを待っていました。
そして、徐々に樹々の向こうから近づいてくる足音。

そこへ姿を現したのは、
それはそれは神々しいほどにまばゆく輝く白いユニコーンでした。

王子みたいなユニコーン来た


そのユニコーンと目が合った瞬間、心にズドンと衝撃が走り、涙があふれました。

姿は若干違えど、明らかに、あの日生き別れた白い馬でした。
生きている姿に会えた驚きと喜びで、胸がいっぱいになりすぎて、数分の間、しばらく話すことができませんでした。

ヒプノセラピストに会話を促され、ユニコーンに話しかけてみるわたし。

わたし「もう会えないと思っていたから驚いた」
ユニコーン「何を言ってるの。ずっとそばにいたよ」
わたし「知らなかった。死んだと思ってた。あのとき離れて悲しかった。
ずっと会いたいと思ってた」
ユニコーン「ねえ、unicoがこどものころからずっと心の中で対話していた相手がいるでしょ」
わたし「死んだおじいちゃんだと思ってたんだけど」
ユニコーン「ちげーよ、それオレだよ、オレオレ!」
わたし「(爆笑)」

ウン十年ぶりに突然あらわれた(劣化していない)初恋の人に、突然抱きしめられたような感覚。
潜在意識の中で果たす、時空を超えた再会。
感動のあまりアホみたいにひたすらダダ流れる涙。(以下省略)

というわけで、
ここからは再会した心のパートナーがわたしの知りたかった質問に、スラスラスラスラ答えていくのでした。
わたしとユニコーン、どちらの話もわたしの口から語られるので、ひとり2役、二人羽織状態。とても不思議な感覚でした。

ユニコーンが教えてくれた、わたしが地球に生まれてきた理由は、
以下の記事に続く・・・






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