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マルハナバチで養蜂できるのか?

養蜂は妄想?

先日、マルハナバチを見て養蜂について妄想したと書いた。がその後、ふと気づいたことがある。「蜂蜜をつくるのって、ミツバチじゃなかったっけ?」…そもそも、マルハナバチとミツバチは同じ虫なのか?ホーリーバジルの花で蜂蜜はつくれるのか??よく考えてみると、考えがえらく短絡的だった。・・・まぁ、いつものことだが。

マルハナバチについて

可愛いですね。。

そんなこんなで、あらためて調べてみた。

マルハナバチはミツバチ科ミツバチ亜科もしくはミツバチ科マルハナバチ亜科に属し、世界で約250種が知られている。

英語名はBumblebee バンブルビーで、これは体に比べ小さめの羽を持ち特徴ある羽音(英語ではBumble)の飛行を行うことに由来する。

コルサコフの有名な楽曲「熊蜂の飛行(The flight of bumblebee)」は本来は「マルハナバチの飛行」が正しい。

姿はミツバチに似て、丸みをおびており毛深いが、少し大きい。

北方系の昆虫であり、高緯度地方に数多くの種が分布している。日本では15種のマルハナバチが生息している。トマト、ナス、アカツメクサなどの花粉媒介を行う益虫で、ヨーロッパでは日本より重視され、親近感が強い。

穏やかな性質であり、積極的に人を刺すことは無い。刺激をすると刺すことがあるが、毒性は弱い。それでも刺されるとかなり痛むらしい。

Wikipedia

マルハナちゃん≠ミツバチ

つまり、彼らがホーリーバジルに集まっていたのは花粉を媒介していただけで、残念ながら、ハチミツをどこかに集めてはいなかったのだ。

ここまで来ると、新たな疑問が湧いてくる。じゃあミツバチはどんな虫なのか。マルハナちゃんに交じって静かにひっそり暮らしているのではないのか。で、調べて見ると。

これはこれで可愛いかも。
撮影:Unsplash. David Clode

 ミツバチ(蜜蜂)とはハチ目(膜翅目)・ミツバチ科(Apidae)・ミツバチ属(Apis アピス)に属する昆虫の一群で、花の蜜を加工して巣に蓄え蜂蜜とすることで知られている。

 日本ではニホンミツバチ、セイヨウミツバチの2種が飼育(養蜂)され蜜の採取が行われている。

 作物の受粉にも広く用いられるが、トマトやピーマンなどのナス科の果菜類は蜜を出さず特殊な振動採粉を行うためミツバチではなくマルハナバチ(ミツバチ科マルハナバチ属)が使われる。

 とくにセイヨウミツバチは全世界で養蜂に用いられており24の亜種が知られている。一方、ニホンミツバチの場合は一部の養蜂家がハニカム人工巣を用いた養蜂を行っているが、多くは野生集団を捕獲して飼育し採蜜の際は巣を破壊して搾り取ると言う伝統的な手法が主であり、蜂蜜の流通量も少ない。

 日本では2012年6月に養蜂振興法(昭和30年8月27日法律第180号)が改正され、原則として蜜蜂を飼育する場合には都道府県知事への飼育届の提出が必要となった。

出典:Wikipedia(2022/09/24参照)

蜜源植物

世界には約4,000種の蜜・花粉源植物があるといわれており、日本でも、600種類以上の植物にミツバチの訪花が確認されている。その中でも特に優良とされている蜜源・花粉源(『主要蜜源』)は、

ウンシュウミカン、 エゴノキ、 キハダ(シコロ)、 クロガネモチ、 コシアブラ、 シナノキ、 ソバ、 ソヨゴ(フクラシ)、 タチアワユキセンダングサ、 トチノキ、 ナタネ(アブラナ)、 ニセアカシア(ハリエンジュ)、 ハゼノキ、 ホワイトクローバー(シロツメクサ)、 リンゴ、 レンゲ(ゲンゲ)など。

日本養蜂協会ウェブサイト(2022/09/24参照)

その他、

アザミ類、イタドリ、キハダ、クリ、ケンポナシ、サクラ類(ソメイヨシノ、 ヤマザクラ等)、セイタカアワダチソウ、センノキ(ハリギリ)、タンポポ、ヘアリーベッチ、ベニバナインゲン(赤・白)

日本の主要蜜源パンフレット(日本養蜂協会)

なども『有力蜜源』らしい。意外と、うちの周りにあるな・・・。

イタドリには毎年悩まされています。

養蜂へのハードル

養蜂については、実は以前からちょっとだけ研究していた。本もいろいろ出ている。

誰でもチャレンジできる! イラストマニュアル・はじめての養蜂

ミツバチにはセイヨウミツバチと日本ミツバチがいて、本当は日本ミツバチでやってみたいんだけど、我が家の位置は北限(をこえている?)でかなり難しそう。お役所にも行って、養蜂家のコミュニティや蜂のもらい方なども教えてもらったのだが、クマ対策なども考えなければならず、それ以上にまず家のことが忙しく、そのままになっていた・・・それが3年ほど前。

撮影 Damien TUPINIER(Unsplash)

家でハチミツが採れたらどんなに楽しいだろう。ちなみに、実は銀座など都会でも、屋上で養蜂を楽しんでいる人々が存在するらしい。そんなことを聞くとワクワクしてくる。
銀座ミツバチプロジェクト(銀ぱち)

すぐには無理かもだけど。
野望はゆっくり、育てよう。


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