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UNIBAチーム紹介: 『僕ら自身がどうありたいかを考えるために』 UNIBAの起源、チームUnibirthに迫る🪐👥🔬👥🪐

2021年4月、UNIBA INC.は複数のチームによって構成される組織となりました。現在ユニバに属するチームは、Z1、Azukaritai、Circuitlab、Otasuketai、Unibirth の5つ。
これまで5つのチームが   “どんな仕事を?どんな人が?どういう経緯で?”
働いているのか、メンバーの皆さまにインタビューしてきました。
同じ会社に所属しながらも、異なる方法で仕事に挑むユニークなチームの特色を知っていただければ幸いです。

さて、そんなUNIBAのチーム紹介も今回でラスト。
最後はチーム「Unibirth」で締め括ります!
「Unibirth」から河合さん定金さん村山さんにお話しいただきます。

河合さん:Unibirthのチームメンバー。もうすぐ一歳になる息子のご機嫌をとるのが日課。
定金さん:Unibirthのサークルリード。株式会社コパイロツト 共同創業者。湯通しキャベツダイエットにてさらなる高みを目指す。
村山さん:Unibirthのチームメンバー。デスクで昼寝するときの最適な姿勢を模索中。

Unibirthってどんなチームか教えてください!

秋葉原にあるオフィスにて。左から定金さん、河合さん、村山さん


ーまずは、チームの名前の由来を教えてください

河合:25年ぐらい前、オンライン掲示板に集まった東京、愛知、神戸、北海道、デンマークに住む中学生が、自らを「ユニバースソフトウェア」と名付けたのが、ユニバ株式会社の前身です。
中学生が夜中チャットで色々考えていた時に、アイデアのひとつにドイツ語で[ユニバ 宇宙]が出てきて「あ、ユニって面白いね」となって、ユニバースに繋がったかな。当時エヴァの映画 「DEATH AND REBIRTH」あたりが流行ってたので、
その辺の影響は受けてたように思います。そういったこともあり、気付いたらユニバースになってましたね。
チーム名は、「ユニバースソフトウェア」から引っ張ってきました。

チーム名の由来を説明する図
「Unibirth」のチームロゴ


ーこのチームはどのような経緯で作られましたか?

河合:チーム制を2021年から導入して各チームが独立していく中で、役員をどうする?という問題があったので、1つのやり方として役員は役員で1つのチームとして並列に扱うようにしました。
場合によっては、役員はチームの枠外にいるものとして存在させることもできたのですが、そこで特別扱いをするのは違うかなということで、現在は役員もチームのひとつとして存在しています。


ー何をするチームですか?

定金:法律、税務、資金繰りなど、「会社」である限り発生する仕組みについて考え、整備していくチームです。下の図で言うと、Unibirthはユニバの内側にあるチームと外側を接合するチームですね。

UNIBAの外側と内側の図


菊地さん:UNIBA INC.代表取締役

定金:私は、ハイパー株式会社の話がすごい好きで。
「会社」という概念みたいなものを、いかに軽やかに超えていくのかみたいな話。
現状の仕組みをぶっ壊して全部なくなればいいというわけではなくて、
最低限のルールだったり、自由の中で、「会社」という仕組みを新しいものへと変えていきたい。
そのための構造を作り始める上で、基盤となるのがユニバの中のUnibirthですという風に、私は理解しています。Unibirthの役割は、現在の株式会社の制度を超えて、新しい働き方や、作り手が楽しく働けるような環境を実現する取り組みとしてあるんだと思っています。 


河合:
ユニバが全体のビジョンとしてどうありたいか、それを形作る作業が一番重要なポイントです。
とはいえ、日々の業務はわりと会社の下働きみたいなところもあって、上の図で言うと、外との連結を行う中で必要になってくる決算とか、トラブルの対応や、それを未然に防ぐためのルール作り、そういう関係各所との折衝があったり、具体的な泥臭い仕事もしつつ、大所高所のビジョンを作っていくみたいな仕事なのだと思っています。


ーどんな人が働いてますか?

まずは定金さんが他社からユニバへ社員として参加されている経緯から教えてください

定金:僕は株式会社コパイロツトという会社の代表を務めているんですけど、2015年ごろ、毎月いろいろなパートナーさんと交流する集まりで久しぶりにユニバさんの近況を聞いて「考え方が似てるね!」となりましてー
これはめちゃくちゃいい関係性になれるんじゃないかと思いました。
ちょうどその時「SuperGoodMeetings」(以下「SGMs」)というミーティングサポートツールを開発してくれる会社を探していたので、ユニバさんに開発をお願いしました。

SuperGoodMeetings

元々「コパイロツト」には親戚制度みたいなものがあったんです。社員ではないけど仲良い人と組む制度があって、ユニバの代表の菊地さんは社員に近い感じで社内会議に出てもらい、月1回の情報共有会みたいなものや、菊地さんが所属するチームCircuit Lab.でコパイロツトの研究開発も一緒にやったり。そういう関係で結構内部に関わっていただいていました。
お互いそういう関係になりつつある時に、「物々交換制度」というお金は交換しないけど、菊地と定金の稼働を交換してお互いの会社が良くなることをやったらいいんじゃないみたいなものを2020年ぐらいからやっています。

私はプロジェクト進行を担当し、菊地さんは私のサポートやプロダクトの意思決定をする側のサポートなどを担当してもらっていました。物々交換制度もありユニバさんとの関係性を築いてきた時に、菊地さんから「定金さんはユニバのこともある程度知ってるし、Unibirthのサークルリードをやってみてくれませんか?」とお話をいただきました。

「相変わらずユニバさん面白いこと考えてるな〜」と思っていたので、その新しい取り組みに協力できて、ユニバさんがより良くなって社会へ向けてもっと広めていけるのであればと思い、Unibirthのリードを受けさせていただきました。
そういった経緯があり、「コパイロツト」では導入を諦めたホラクラシー制度が採用されているユニバの中で社員として入ることになりました。

ユニバ株式会社のホラクラシー組織図(2023年6月時点)

ーその他にはどのような方々が働かれていますか?

村山:基本的にユニバってすごくDIY的な気風を持っている会社だなと思っています。正直、経営や資金調達のプロって誰もいないわけです。
けれど元々物を作っていた人が素人なりに自分たちの居心地が良くて、さらに社会に価値を生み出せるような空間を作りたいという想いで、奮闘しながらやって来ました。私もそういう流れに共感して、あとから役員に入りました。
自分たちにとって良い空間というのを自らきちんと作っていこう、下手でもいいから、きちんと手を貸して動くものを作っていこうという、ものづくりに関する考え方や価値観を自分たちのチームや会社に適用して、より良くしていこうと思ってるーそんな人々が働いてる会社だと思います。

河合:ハイパー株式会社の話も、村山さんの自分たちが居心地のいい会社を作っていこうという話も、基本的に同根の話だと思っています。
世間に自分の居場所を作りたい人たちが集まっていて、共感し合う社員みんなと一緒により居心地の良い空間を作ろうとしてる、っていう意味では多分同じことなのだろうと思います。

ーチームで大切にしていることは何ですか?

河合:皆の共通認識になっていることがあるかというと現段階では少し曖昧ではありますが、そういう中でも僕ら自身がどうありたいかを考えるとか、どういうことをすると僕らがよりやりたい方向に近づけるかなどを考えるようにしてるとは思いますね。

村山:バリューではなくてミッションやビジョンのレベルって言うのであれば、Unibirthは全体のチーム制がより豊かになるための基盤を作ることでしょうか。チーム制が豊かになることを妨げるような社会のしがらみなど、決まり事などからチームを守ってあげるっていうところが、一番大事なUnibirthの役割かなと思っています。

ー今後のビジョンを教えてください

河合:どのぐらいのスパンで見るかというのありますが、近いところから話していくと、今立ち上げ始めたチーム制がより良くなるように、僕ら自身が働きやすく居心地のいい空間をどう作るか、その中で目的に適合するようなチーム制を作っていくためにどうしたらいいか、が今個人的な一番の課題だと思っています。その環境をどう整備していくかを直近のビジョンとしては持っています。

定金:私は社員でありながらも外側の人、というポジションの人間としてUnibirthのサークルリードを依頼してもらっています。客観的・長期的なものを期待してくれてるのかなと思うので、今後のビジョンは私がある程度スパイスとして、Unibirth自体が長期的な未来へ向かう仕組みへの投資だったり、仕組み作りを組み立てるっていうところを一番意識しています。

村山:私は今後の目標でもありますが、1個でもいいからあるチームが自分たちの活動がユニバのチームでいたからこそ実現できた、という風に思ってもらえるような状態になってほしいという風に思っています。
そういうところがもっと成熟してくれると、ユニバで働けて本当に良かったなと思える人などが、単に自分たちで会社を立ち上げるのではなく、会社の中でプロジェクトを成功させるとかそういうスケールでもなくて、ユニバにおけるチームでの成功体験というのを作れるような状態になるかなと思う。
それを実現するため、目下の今ユニバースが一番追われている課題やタスクなのかなという風に思っています。


ありがとうございました!

チーム「Unibirth」の仕事紹介、いかがでしたでしょうか?
[自分たちにとっての居心地の良さ]と[社会に価値を生み出すこと]を両立していこうと考えるUnibirth。
今回のインタビューでは、「ユニバ株式会社」の基盤となるような組織としての考え方や想いが詰まったUnibirthのあり方を発信できたのではないかと思います。

さて、これまでユニバの様々なチームを紹介してきましたが、
これからも各チームごとに具体的なお仕事内容の紹介も発信していきますのでどうぞお楽しみに!!

Unibirthチームについてもっと知りたい方はWEBサイトも併せてご覧ください。


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