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【転々と旅をしたエメラルド仏】チェンライにあるワットプラケーオ

バンコクに来たなら一度は行っとけ!なエメラルド仏で有名な【ワットプラケーオ

同じ名前のお寺がチェンライにもあります。

ここがなかなかの名刹で、見応えある博物館もあり、スタッフの方がとにかく親切だったのでご紹介します。

ドンムアン空港から国内線に乗ってチェンライへ

約1.5時間でチェンライに到着します。

ハイシーズンやタイの長期休暇以外なら思い立った時に、エアアジアやノックエアのカウンターでチケットを取れます。
往復で6,000円くらい。安い!

私は早朝発の飛行機に乗って行ったので、割と暑さも厳しくなく、空港からソンテウに乗って行きました。
20分でワットプラケーオに着きます。
暑い時期はタクシーでもいいかもしれません。

転々と旅をしたエメラルド仏

チェンライの街でひときわ有名な歴史ある寺院です。バンコクのワット・プラ・ケオにある有名なエメラルド仏は、1436年にこの寺院で発見されました。その後、エメラルドの仏像はランパーンやチェンマイなどを転々とし、ラーマ1世により現在のバンコクへ移されたと言われています。現在は信者の寄進によって、1991年に奉納された新しいエメラルドの仏像が安置されています。

タイ国政府観光庁ホームページより

一番最初はチェンライにいたのですね。

元々このお寺は【ワットパイ】と呼ばれていたそうですが、落雷の際にチェディ内部の漆喰が割れてエメラルド仏が見つかってから【ワットプラケーオ】と改名しました。

エメラルド仏は
チェンライ→チェンマイ→ランパーン→ルアンルアンパバーン→ヴィエンチャン→トンブリ、そして、今はバンコクのエメラルド寺院に納められています。

どういった経由で転々としたのかは分からなかったのですが、もしかしたらみんなが欲しがるほどの威厳を放っていたのかも知れません。

チェンライのエメラルド仏は撮影OK

一度はバンコクのワットプラケーオに行かれた方なら、表題の画像を見て
「あれ?撮影禁止じゃなかったっけ?」
と思われたかもしれません。

チェンライのエメラルド仏はレプリカなので、撮影OKです。
レプリカとは言え、信者の方々から寄進された立派な仏さま。

元祖エメラルド仏
のレプリカ

周りの緑のライトがタイっぽいというか…なんで付けてしまったの…とちょっと笑ってしまいました。

見応えある博物館が併設

敷地内には古い仏具などを展示している博物館があり、これがなかなか見応え抜群です。

なんならこちらがメインというくらい、個人的には大満足の内容でした。

こちらが博物館。
お寺も博物館も入場無料です。
破風のデザインがかっこいい!
美しい織物の幢幡(どうばん)
【幢幡で合ってますか?ご存じの方お教え下さい】
チーク材の窓枠のデザインが
美しいです。
とてもエレガントなブッダ。
鹿が一緒に祀ってあるのは
ここでしか見たことがないです。
ヤントラは古代クメール文字で
書いてあるそうです。

非常に興味深かったのがヤントラなどを書いた布の展示です。

男女和合の絵の周りにヤモリが描いてありますが、尻尾が二又になっているのが見えますでしょうか?
タイでは【ヤント・チンチョッ】と言い、古くから夫婦円満とか人に愛されるとか色んな意味のあるマルチパーパスなお守りとして知られています。
タイの伝統的なタトゥー【サックヤン】でもよく見かけます。

プリミティブな絵柄がなんとも愛らしい。
他にも色んなヤントラがあって面白かったです。

博物館のすぐお向かいにも、仏像を祀っている場所があります。
このブッダ、とってもイケメンだと思いませんか?

なかなか端正な顔立ちのブッダ。

敷地内は散策にぴったり

素朴ながらもよく整備された敷地内には、休憩できる場所もあり、お散歩も楽しい。

ちょっぴり和風に見える景色。
小さな蓮池の周りには
鐘がずらりと並んでいます。
お坊さんもお散歩中かな?
生い茂る南国の木々と
鳥の鳴き声にいやされます。

チェンライと言えば、青と白のインスタ映えするお寺が有名ですが、このお寺は観光客も少なく本当にゆったりとした時間を過ごせます。

お寺の出入り口に、ボランティアスタッフの方がいらっしゃって、籠に入った鳥を空に放つタンブンをさせてくれました。

スタッフの方々が皆とっても親切。
英語を話せるスタッフさんで
あそこは見てきた?
タンブンの仕方は分かる?
と色々気を配ってくれます。
鳥を放つタンブンは珍しくありませんが
この形の鳥籠は初めて。
雫形で可愛らしいですね。


近くには、市場や北部名産のコーヒーやお茶が飲めるカフェなど、見どころもたくさん。

日帰り旅行も出来るチェンライ。
旅行プランに組み込んでみてはいかがでしょうか?

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