【デザイン目録】プルキンエ現象ってなに?
今回はデザインと関係する法則、"プルキンエ現象"について解説しようと思います。🦄✨
プルキンエ現象とは?
プルキンエ現象とは、太陽が沈み、薄暗くなると赤色が暗くなり、
青色のほうが明るく見えること。プルキニェ現象、プルキニエ現象なんていったりもするよ。(参考は以下URL)
プルキンエ現象の特徴
私たちが見ている色は、周囲の明るさによって変化しますよね。
普段、私たちが目にする道路の標識ですが、赤色が使われている標識と、青色が使われている標識があります。
昼に明るく見えた赤色の標識が、夜には暗く見えて、逆に青色の標識のほうが明るく見えたっていう経験はしたことないですか?
つまり、昼に明るく見えたものが、夜には相対的に見ると暗く見えることがあるということです。
これは人の目の網膜で働く細胞が錐状体から桿状体にかわること、それにより短波長の青色に近いものが明るく見え、長波長の赤色に近いものが暗く見えるためです。
このプルキンエ現象を考慮すると、デザインにおいて、
デザインしたものが、明るい場所・暗い場所のどちらで使われるかで、
短波長の色を使うか長波長の色を使うかを注意しなければいけません。
それでは実際にプルキンエ現象によってどのように見えるのか見ていきましょう!
プルキンエ現象による見え方の例
まずはこの画像↑を見てください。
私のロゴをそれぞれ色を変えて並べてみました。
背景は白に近いグレーです。
この場合、みなさんどちらのほうがよく見えますかね?
(視力検査ではないです。笑)
どちらかというと赤かな?程度だと思います。
それでは次にこの画像↑を見てください。
背景が紺色に近い色を持ってきました。(この色は夜をイメージしてます)
この場合、みなさんどちらのほうがよく見えますかね?
(視力検査ではないです。(二度目))
断然赤のほうがはっきり見えますよね!
背景が紺色に近い色なら青色が見にくくなって、赤色がはっきり見えるなんて当たり前じゃん!って言いたいですよね。
まさにその通りで、デジタル上でのデザインなら見たままの結果です。
しかし、これが現実世界の夜になると違うのです。
実際にはこのように見えるのです。↓
左が青色のロゴ、右が赤色のロゴです。
どうですか?
この場合、みなさんどちらのほうがよく見えますかね?(三度目)
一目瞭然で左(青色のロゴ)のほうがはっきり見えますよね!
これがプルキンエ現象なのです。
プルキンエ現象は身近。だからデザインにも注意を。
プルキンエ現象は私たちの生活でとても身近な存在です。
故に夜に見られるものをデザインする場合は注意が必要なのです。
とはいえ、今時ライトがあるのが普通なので、そこまで影響しないのかもしれませんね。
今回はプルキンエ現象とデザインの関係について簡単に解説してみました。
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みなさんも身近に起こるプルキンエ現象をさがしてみてくださいね。
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