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モロッコに想いを寄せる

9月9日、モロッコを襲った大地震。

震源地はマラケシュから70kmほど離れた山間部で、M6.8だったよう。

見るたびに増える犠牲者に心が痛む。


夫が学生時代アラビア語専攻だったこともあり、アラビア語やモロッコはなんとなく親しみある存在だ。

(読解なんてさっぱりだけれど)

月に4回はタジンを作って食べているし、ハネムーンの1つにモロッコを選んだ。


ハネムーンでモロッコ入りした初日、わたしたちはマラケシュという都市に泊まった。

サハラ砂漠の西の方。

主要空港から列車で乗り換えを経て3時間とちょっとの距離だ。

その日の宿を目指して歩く道すがら、赤レンガ色の壁に小さなピンクの花をつける枝垂れたグリーンが印象的な場所に出会う。

少し吹き抜けのようになっていて、光の入りがきれいだった。

そこで納めた素敵な1枚を、今日の写真にしている。


地震が起きた翌日、夫婦でInstagramにupされたマラケシュの被害状況をみた。

夫は留学もしていたから、私なんかよりもっと悲痛な想いなのだろう…と考えながら動画に見入る。

ーふと、あれっ?と思う。

 やっぱりそうだ。

あの時写真に納めた風景だった。同じ場所だ。

それが分かってから、心の隅のザワザワがやまない。


カッコつけた文章が書きたいとかそういうのではなくて、あの日の素敵な1枚は、あの場の雰囲気とか、そこにたどり着くまでに歩いた道すじ、自分の高揚感、全て思い出させる。

だからこそ現実(いま)との乖離がつらかった。


この感情の動きを紐解いてみた。

・距離が近い人や物
・感動、辛いできごとなど

をひっくるめて、感銘を受けたときに私は感情移入しやすい。

例えば、2018年にスペインはサグラダファミリアへ訪れた時の旅行記にはこう書いていた。


ガウディは天才である(語彙力のなさにひれ伏したい)。
これほどまでにすごい建造物を設計し人間の手で作られること、今も尚建設中であること。
意味を持たない造りは存在していなく、自然が一つの芸術として要所にインスパイアされていて。美しすぎて圧倒されて涙が出た。
天気もこの日ばかりは味方をしてくれたので、ステンドグラスの光に清められてきました。

ガウディ没後100年、完成まであと少し。
ほんの一部の完成形しか目の当たりに出来ていないガウディに、多くの人の感動がもっともっと届くとよいなと思った。
感化されすぎてガウディに身内感情に似たものを抱いちゃう、みたいなこういう癖は治していきたいです。

最後、めちゃくちゃ感情が入っちゃっている。ガウディに。

素敵なできごとや体験などから生じたそれであれば、しばらくホクホクできてよい。


だが、今回の天災ような辛く悲しいできごととなると、行きすぎた感情移入のためにしばらくモヤモヤ〜ざわざわ〜と思い悩んでしまう。

全く別のことをしているのに、あの時の1枚がことあるごとにパッと浮かんできちゃうんだよな。

そんな自分の傾向に気づけた。


長くなりそうなので今日はここまで。


明日は、そんな自分の傾向を知った後に

①16Personalitiesの性格テストの結果を振り返る
②職場での良し悪し
③ネガティブケイパビリティってなんだ

について書きたい。


最後まで読んでくれた方の今日が、良い日となりますように。






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