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思いを認めて緋を灯す

先週くらいからの思考まとめ。長いので注意
時々歌詞が出てきます。


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脳内にずっと居座る何モノかがいる。この感覚が他人にとっては病症として受け入れられるのだと気づいたのはもうずっと昔。ある時はジッとこちらを見ている岩のような黒い影。またある時は霧のように散満して呼吸をジリジリ奪っていく。僕にとっては当たり前の人生の一部だけど、他人からすれば病気なのだろう。上手く付き合えているから。僕は割と生きるのが上手なんだ。問いかけてくることはない。ただジッとそこに存在して僕を操るモノ。電話のベルの幻聴を悪戯に鳴らしているのはこのモノなんだろうか?わからない。物心ついた時にはずっと一緒にいた。気がつくとそこに産まれている。今も、目を眇めて見やると動きもせず存在だけがそこにある。モノを縁取る周りはちりぢりになった文字みたいだ。昨日みた嫌な夢を思い出した。お爺ちゃんとお父さんが家に来て何かの祝い事をしていてお母さんも嬉しそうで私だけ一人ぼっちの夢。そういうのの集まりが起きている時にも見えているのだろうか。バイト先(葬祭場)でも見えるのはやめてほしい、お化けかと思うから。小さい時好きだったモール遊び、箱でお店を作る遊び、砂絵。触ろうとしてもその分遠くに行ってしまうモノ。

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