良く解らない遊び

若い頃(高校卒業後)、京王井の頭線沿線に住んでいた。当時、良くやっていた遊び。
「帰巣本能確認ゲーム」
ルールはシンプル。適当な駅で降りて、一旦線路から離れる方向に、ひたすら歩く。で、体力の残量と相談しながら、適当な公園とかを見付けて休憩。一息付いたら、なるべく真っ直ぐ自宅へ帰るだけ。
誰にも話した事が無い、一人遊び。井の頭線は駅間が短いので省略した駅もあるけど、渋谷・吉祥寺間踏破した。因みに、浜田山に住んでいた。吉祥寺方面からは、途中に「日本沈没」作家さんの御宅があるので、必ず一礼して通った。
この遊びのリスクは、職務質問で一発不審者確定。幸い、その様な目には合わなかったが、同じ方向に若い女性が歩いてる時は、気を使った。

終電乗らずに、新宿から歩いた事もある。最長記録は、江東区東砂から。警備員のバイトが半端な時間に終わって、始発まで時間があったので。流石に皇居付近を通る時は、ちょっとドキドキした。日頃の遊びが生きた瞬間だ。

地図も持たず、当然スマホでナビも無い時代のお話。道路の案内表示あれば大丈夫。今やったら、体力的に遭難しそう。当時でも帰宅後は屍化してた。良い子は真似しないでね。

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