怒りの沸点

小3の頃、学校からの帰り道で、一つ年上の友達が通せんぼしてきた。「邪魔っ!」っと思った瞬間、彼を田んぼに突き落として、そのまま帰った。
何より、怒りのピークへの到達速度と、その後の排除行動の迅速さにビビった。車道側に押していたら、最悪死なせていたかも知れない。
それ以来、手じゃなく口で対抗する様にした。年下をからかうつもりの上級生は、悉く返り討ちに合い、暴力に訴えてくる。悔しくて泣く事が有っても、決して手は出さなかった。体力的に敵わないからとかでは無く、相手に致命的なダメージを与えてしまうイメージしか無かったから。殺してしまったら、小学生の体力で死体の処理は無理…とかまでは考えて無かった筈。
この年まで、直接は誰も死なせていないと言う事実。当時の判断を誇りに思う。

自分の中で、密かに呼ばれている異名の一つ「瞬間湯沸かし器」

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