UnFRAME構想の経緯について_語ります

UnFRAME構想の経緯について、語ります。

UnFRAME代表の423(シブサン)です。

今回は、大した人脈もなく、何をすれば良いのかも不透明だった大学生の僕がUnFRAMEを構想し、実行に移していった経緯について細かくお話したいと思います。

美大進学を諦めた。

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僕は幼い頃から絵を描くことが好きで、「絵に関わる仕事をするんだ」と漠然と思いながら過ごしていました。中学校でも迷わず美術部に入り、ひたすら自分の好きな世界観を紙の上に落とし込んでいきました。それが楽しくて仕方がなく、より一層「絵」で生活していきたいという気持ちは強くなっていきました。

一方、その頃から塾にも通い始め、勉強にも力を注いでいました。負けず嫌いだったのでクラスの頭の良い子に負けたくなかったのです(笑)

高校は塾の先生や周りの友人の影響も受けて進学コースのある学校に進みました。「進学コース」だけあって勉強へのやる気に満ち溢れた教室だったことを覚えています。

そのまま勉強に向けるパワーをさらに増やし、一時期あまり絵を描かなくなってしまいました。

進路を考える時も、絵のブランク、予備校や美大の学費の高さ(通常の私大の2〜3倍程度)という壁があり、「美大」という選択肢を諦めてしまいました。自分にお金をかけすぎず、二人いる弟に自由な進路を選んで欲しいという思いや、「絵で食べていける人」はかなりの少数なのだから、保険の意味も込めて普通の大学へ進んだ方が選択肢が広がるだろう、と考えての決断でした。

クラスメイトが美大へ進んだ。

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そんな中、クラスメイトが突然、「423(シブサン)の影響だ」と言って絵を描き始め、そのまま現役で多摩美術大学へ合格してしまいました。

自分にとっては衝撃的でもあり、羨ましくもある複雑な出来事でした。

お互いに大学へ進学したあとも年に何回かは会って話をしていたのですが、毎回会うたびに、まるで別人のようにスキルも知識もアップデートされているのを感じました。

一方、僕は大学の授業をぼーっと受けながら、だらだらと絵を描く毎日。
「日常」の圧倒的な差を痛感しました。

僕が気がついた「環境」の違い。

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UnFRAME紹介6

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美大に進んだ友人から聞く限り、専門機関に通うことは環境面においてこのような優位性があると思います。実力を備え、相応の学費を払っているわけですから当然といえば当然なのですが。

それに対し、自分も含め周りには「専門機関に通えていないがプロのクリエイターになりたい」という友人がいたり、SNSを見てもかなりの実力があるにもかかわらずお金になっていない人がいたりしました。

僕らの状況は以下の通りです。

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このように、志を持っていても何から始めたら良いかわからず、ひとりで悶々と悩み、負のスパイラルに陥っていく人が多いのが現状です。

僕らのような人を”UnFRAME(枠はずれ)”な人と定義付けました。

環境がないなら作ってしまえば良い。

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とにかく現状を打破するには自分たちに必要な環境を作るしかないと考えました。自分ひとりで色々なところに参加して繋がりを作ったり学んだりしても良いのですが、「どうせ自分が動くなら、同じような悩みを抱える人を巻き込んでしまえ!」と考え、むしろ”UnFRAME(枠はずれ)”な人が集まったからこそできることはないか、という発想に変わっていきました。

【何ができるのか】
・クリエイター同士の横の繋がりができる。
・それぞれが学んだ専門的な知識を共有し、学び合うことができる。
・様々なジャンルが関わることで、ひとりでは作れなかったモノが作れる。
・ひとりでも多くの人がクリエイターになれる未来を作れる(かもしれない)

これらを大きな狙いとしてUnFRAMEを発足させました。

これから実現していきたいこと

UnFRAMEがこれから実現していきたいことは段階に分けて3つあります。

①多くのクリエイター志望のレベルを高め合っていく。
②クリエイティブ作品の単価を上げていく。
③プロのクリエイターになるための道を多様化させ、フリーランスクリエイターを多く輩出する。

この3つを大きなミッションとして掲げ、まずは「横の繋がり」を作ることを第一目標として交流会や作業会を行っています。

UnFRAMEメンバーと同じような課題を抱えている、夢を夢で終わらせたくないクリエイター志望の方の参加を待っています。

詳しい活動方針についてはこちら。


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