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観光シーズンの京都の歩き方②!

1 「頭では分かっているけど、観光シーズンの混雑を避けられず行列のサイクル」にはまってしまう問題

 観光シーズンにおける京都で豊かな時間を過ごす旅を行うための鉄則は「人と同じことをしない」。ただただその一点に尽きると思います。

 観光スポットで行列ができるのは、みんなが他の人と同じような行動をしているからだと思います。同じ様な場所に同じような時間に集まって観光するからです。言い換えると観光スポットの「需要と供給」によって決まるからであると思います。

 そうであれば、ある観光スポットでも人が集まる「リズム」「波」ができるはず、例えば、人気の観光スポットでも早朝は人が少なく、午前10時頃から夕人が増え続け、午後4時頃から人が減り始めるといったリズムがあるはず。

 一日の「人が集まるリズム」の波が高い(ピーク)の時間帯を外せは、混雑に巻き込まれずに豊かな時間の旅を出来ると頭の中では分っているんだけど、気が付くと観光スポットのお寺や神社の行列に並んでいる自分がいるのではないでしょうか。

2 ほんのちょっとの工夫だけで豊かな時間の旅を過ごすことが出来る! 

 昨年11月に京都に行ってきました。紅葉が美しい季節で1年で最も京都に人が集まる時期と言われており、私が行った時も市内には「人」、「人」、「人」でした(疲)

 東福寺のライトアップ・夜間拝観に行った時のことです。東福寺と言えばやはり有名なのは「通天橋」。心地よいほどに冷たい空気の中、通天橋から見るライトアップされた紅葉は圧巻でした。当然、人気スポットなので観光客が集まり、日中のピーク時には係員から「立ち止らないで進んでくださーい」と促されところてん方式に流され、紅葉を楽しむところではない状況です。

 私はあえてピークの時間をズラして行きました。たったそれだけで、観光客がほとんどいない中、ゆったりとした時間が流れる様な非常に豊かな贅沢な時間を過ごすことが出来ました。繰り返しますと、混雑に巻き込まれるのは人と同じ行動を採っているからだと思うのです。そこで、人とちょっとだけ違う行動を行います。

 東福寺の夜間拝観・ライトップは夕方5時頃から始まり夜8時に閉門となります。やはりとんでもない混雑となるのですが、閉門する1時間30分前くらいから人が少なくなるのが感じられます。閉門1時間前くらいになると人もまばらになります。そして、閉門40分前くらいになると通天橋も人が数えるほどしかいなく、タイミングによっては10分くらいの間、通天橋が私一人の貸切状態となりました。

 非常に豊かな、贅沢過ぎる時間を過ごさせていただきました。心地よいくらいの冷たい空気の中、ライトアップされた紅葉の美しさと通天橋の真下を流れる小川のせせらぎが透き通って聞こえました。なかなか経験できないことです。


3 必要なのは「ほんのちょっとした工夫」です!

 私が行ったのは、何のことはありません。ただ単にピークの時間を外しただけ。もっと言えば「人とちょっとだけ異なる行動を採った」だけです。混雑予想等の私が得ている情報は観光雑誌やインターネットに載っている誰でも手に入る情報です。特別な情報やツテがあったわけではありません。

 同じ拝観料なのにちょっとした工夫でとても豊かな時間を過ごすことが出来ました。恐らく他の観光スポットも同じ様なことが言えると思います。観光シーズンだからと諦めず、ちょっとの工夫で豊かなひとときを京都で過ごしてみてはいかがでしょうか?


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