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短編映画のおまつり「SSFF」のオープニングセレモニーにお邪魔しました。

「時間がなくてファスト映画を観るくらいなら、ショートムービー(短編映画)を観ればいいじゃない?」と思っている映画部・宮嶋です。目的が違うのはわかってるけれど、短編映画、面白いんですよ?

というわけで先日、SHORTS SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA2022(ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022)のオープニングセレモニーに映画部みんなでお呼ばれしてきました。俳優の別所哲也さんが代表をつとめられている映画祭です。今年で24回目だそうです。すごい!

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画の祭典だけあって、とっても華やか!場所は、もと渋公(渋谷公会堂)のLINE CUBE SHIBUYA。豪華ゲストもたくさんいらしていて、会場は熱気にあふれておりました。

短編映画の本編も何本か上映されたのですが(リアル会場のみ)、どれもユニークでクオリティも高く、面白かったなぁ。

短編映画って、定義としては曖昧なんですが、だいたい「40分以内」ってことになっているらしく。数分のものから連ドラ1回分のものまで、っていう感じでしょうか。その短い尺にぎゅーっと凝縮されている分、作家性がものすごく強く反映されるんですよね。

観たことがない方は「そんなに短いと物足りないんじゃない?」って思われるかもしれませんが、映画祭やイベントなどで上映される作品についていうと、作家性・画作り・短い時間の中でのストーリーテリングなど一定の基準を満たしたものばかりで、かなり満足度が高いです。しかも短尺なのでたくさん観ることができ、気づくと「わー、個性的で面白いのたくさん観たなぁ!」という満たされた気持ちになっているのです。

短編映画の世界からメジャーの長編映画に巣立っていく監督や俳優さんもたくさんいらっしゃるので、その後を追いかけていくのも夢があって楽しい!

SSFF、リアル海上&オンラインでも無料上映プログラムがたくさんあるようなので、ぜひ短編映画の世界に触れてみてくださいね。インターナショナル部門やスマートフォン映画作品部門など、多彩な部門で世界中の短編が集まるとのこと。私もとても楽しみです!


そうそう、われわれU-NEXTでも短編映画をたくさん配信しています!

制作会社さんや映像作家さん、監督と直接契約したり、いろいろな映画祭さんと組んだりしながら、徐々に増えてきました。少しでも多くのかたに短編や中編の映画も観ていただく機会が作れたらいいなと。それに、商業化するのが難しいジャンルでもあるので、クリエイターの方に少しでも還元できればいいなと思っています。

映画祭さんとのコラボレーションはこちらのページにまとまっているので、ご興味あればチェックしてみてくださいね!短編に限らず、自主映画の世界にも優れた作品がたくさんあるんです。


というわけで、私の個人的なおすすめ短編映画、頑張って絞って3作品ほど置いておきます。短編の中では少し尺が長めの作品が多くなっちゃいましたが、とはいえ40分未満。ぜひ観てほしいなぁ!

『カランコエの花』(2016年・39分)

カランコエの花

尺としては中編に近い短編ですが、これは外せない。心の底から衝撃を受けた作品なのです。LGBTQそのものではなく、彼らを取り巻く周囲の人々に焦点を当てた人間ドラマ。今田美桜さんや笠松将さんがブレイク直前のフレッシュな輝きをみせています。


『ある日本の絵描き少年』(2018年・20分)

ある日本の絵描き少年

アニメーションです。この表現、そしてこの発想、すごい!興奮しました!!とにかく観てほしい、のひとことです。川尻将由監督、注目!


『蝸牛』(2019年・19分)

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短編だからこその“作家性ダダ洩れ”感を味わうならこれ!青春であり、性春であり、アイデンティティのゆらぎであり、若さゆえの残酷であり、得体の知れないぬるぬるした感情であり…つまりは蝸牛。何を言ってるんだ、とお思いでしょうが、本編を観て頂ければ、たぶん「うむ、なるほど」となるはず!



最後に、SSFFオープニングセレモニーの話の、おまけ。

映画部・君嶋のインスタアカウントからお借りした、久しぶりの映画部全員でのイベント参加に嬉しさが隠し切れなかった大人たちの姿がこちらです。

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海外映画祭がコンセプトだったの!?それならもうちょっとイキったのに!笑

(写真撮ってくださった素敵な女性お二人組、ありがとうございました)



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