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映画と欲のはなし、2021上半期版。

7月に入り、SNSのフィードにはいろいろな映画通のかたがたの「2021上半期映画ベスト」が並ぶ今日この頃。「ぎゃあ、これまだ観てない!まだ上映やってるかな」「この人、趣味があう…ぐふふ」とひとり一喜一憂しております、映画部・宮嶋です。

多くの方がおっしゃっているように、新作は邦画が大豊作だった!というのは私も意見が一致するところ。それに加えるなら、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』と『愛のコリーダ』をスクリーンで観られたのは嬉しかったなぁ!

テンションがあがりすぎて、戦メリでデヴィッド・ボウイがかぶってたこの帽子を真似して買ってしまいました。(戦場シーンのサファリハットじゃなくて、あえての回想シーンのカンカン帽)。

今でも色あせない昔の傑作って、やっぱり美術や衣装もすみずみまで素敵なんですよねー。テレビやPCの画面では何度か観ていた作品ですが、大きなスクリーンでその魅力に改めて圧倒されました。迫力も、美しさも、スクリーンで観るとやっぱりパワーがありますね。だからテンションがあがってアドレナリンが出ちゃうし、つい影響を受けちゃうし、そうすると狩猟本能も目覚めちゃうし(物欲を肯定しようとしております)。

それにしても、あれ?前にもこんな話をnoteに書いた気がするぞ…と思ってアーカイブをさかのぼってみたら、2019年に『さらば、青春の光』を観た時も影響されてイギリス製のモッズコートを買ってたし、それを書いたその記事の中で過去の映画に影響を受けた散財について語ってました、私。

思考と行動の回路がまったくワンパターンですが、2019年も、2021年も、アドレナリンが出るほどの映画体験があったということで、幸せなことです!

狩猟本能ついでに言うと、いい映画には物欲だけでなく食欲も刺激されがちです。でも、これはきっと皆さんそうですよね!だからこそ“飯テロ映画”がたくさん存在するわけですし。

そういう意味では、わたしの最近の「食べたい」系の映画は『1秒先の彼女』。これを観てからというもの、豆花(台湾のスイーツ)が食べたくて!

でも近所には豆花を食べられるお店がないのです。都内を見回してもそんなにたくさんお店があるわけじゃなさそう。でも、映画がとっても素敵だった分(とってもキュートで、観ると幸せな気分になります!おススメ!)、ぜひとも映画の思い出しながら幸せな気分になれるくらい美味しい豆花がいい。そしてできれば映画と同様に緑豆トッピングで。ただいまお店を吟味中です。もしおススメがありましたらぜひ教えてください!

…と、話が物欲から食欲に飛びましたが、2021上半期も素敵な映画にさまざまに刺激を受けました、という話でした。下半期もいい映画にたくさん出会えますように!



(c)大島渚プロダクション