ユネスコ未来共創プラットフォーム

ユネスコ未来共創プラットフォーム事務局の note です。文部科学省からの委託により、…

ユネスコ未来共創プラットフォーム

ユネスコ未来共創プラットフォーム事務局の note です。文部科学省からの委託により、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)によって、文部科学省ソーシャルメディア運用方針に則り、設置・運営されています。https://unesco-sdgs.mext.go.jp/

最近の記事

国際シンポジウム「持続可能な都市開発に向けた生涯学習」に寄せて

国際シンポジウム「持続可能な都市開発に向けた生涯学習」報告 大安 喜一(ユネスコ・アジア文化センター) はじめに 2024年5月19日、南京大学で行われた生涯学習に関する国際シンポジウムに参加しました。この会合は、南京大学、中国成人教育協会、江蘇省成人教育協会が主催し、中国、タイ、ベトナム、日本からの対面参加者を含む、12か国約300名の参加がありました。私は午前の全体会で基調講演を行い、午後の分科会では10本の発表に対する総括コメントをしました。 この会議はユネスコ

    • 地球を知り、考え、行動する ~ジオパークから未来に思いを馳せる

      はじめに みなさま、こんにちは。阿蘇ユネスコ世界ジオパークの永田と申します。今回は、私たちが取り組んでいる「ジオパーク」について紹介します。 ジオパークは、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の正式なプログラムです。ユネスコは、その目的の達成のために様々なプログラムを持っていますが、ジオパークは2015年に正式に仲間入りした比較的新しい取り組みです。よく、世界遺産の地形・地質版と紹介されますが、そうではありません。ポイントは、このコラムのテーマでもある「地球」です。 ジ

      • UNESCO WEEK 2024 ユースフォーラムを終えて 〜若い世代の可能性は無限大〜

        UNESCO WEEK 2024 ユースフォーラムは、次世代ユネスコ国内委員会が主導し、2024年1月 21日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に開催されました。ユネスコ活動を通じて気候変動に取り組んでいるユース世代の分野横断的な出会いの場をつくるとともに、多様なユース世代の気候変動に対する関心の向上・促進を目指しました。 今回のテーマは 「ユースによる『未来への宣言』〜ユネスコ活動から考える気候変動〜」でした。このテーマに沿って8月から5ヶ月間、オンライ

        • 「ユネスコ加盟70年の歴史をたどる」寄稿文の御案内

          本コラムでは、ユネスコの日本政府代表部における勤務経験をお持ちの元文部科学省職員 町田大輔氏による寄稿文を御紹介します。ユネスコの設立と日本の加盟について、ユネスコの各事業についてなど、20回に分けて様々なテーマを取り上げています。 なお、本コラムは、2021年の日本のユネスコ加盟70年を記念して、文部科学省大臣官房文部科学戦略官(当時)である町田氏が個人的な見解を記したものです。内容は2021年執筆当時のものであり、また、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会をはじめ、日本

        国際シンポジウム「持続可能な都市開発に向けた生涯学習」に寄せて

          ユースの参画が創造性の種を蒔く 〜まちなかキャンパス(北海道旭川市)を体感して〜

          皆さん、こんにちは。次世代ユネスコ国内委員(以下次世代委員)の長澤パティ明寿です。 地域と世界が繋がるユネスコ活動であり、次世代委員会も積極的に活動の発信を行ってきた「ユネスコ創造都市ネットワーク(以下UCCN)」。 今年度(2024年度)は日本のUCCN活動において記念すべき年となること間違いなし! なんと、世界各地のUCCNデザイン分野加盟都市が集う、「デザイン都市会議」が北海道旭川市で開催されるのです!! 旭川市はユースが主体的・積極的に関わる創造都市事業を推進して

          ユースの参画が創造性の種を蒔く 〜まちなかキャンパス(北海道旭川市)を体感して〜

          持続可能でインクルーシブなコミュニティづくりを目指して

          ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)が2022年度より手掛ける「インクルーシブな地域づくり推進事業」では、学校、政府、民間企業、市民社会等の多様なステークホルダーの協働を通じてどのようにインクルーシブなコミュニティを実現・推進することが出来るか、国内外の事例研究と学び合いを重ねてきました。実施3年目を迎えるにあたり、これまでの事業成果と今後の活動予定についてご紹介します。   本プロジェクトは、文部科学省委託「ユネスコ未来共創プラットフォーム事業(海外展開を行う草の根のユ

          持続可能でインクルーシブなコミュニティづくりを目指して

          ESD-Net 2030 Global Meetingに寄せて

           UNESCOは、ESD for 2030 実施を支援するために「ESD-Net 2030」という新しいグローバル・ネットワークを立ち上げ、2023年には各リージョン会合が実施されました。そしてリージョン会合の結果を踏まえたグローバル会合が12 月18 日~20 日にユネスコ及び文部科学省共催、国連大学協力で約80か国の参加を得て開催されました。  今回のコラムでは、グローバル会合にご出席された静岡大学 教授 田宮 縁 氏に、当日の議論についてご報告をいただきました。 ES

          ESD-Net 2030 Global Meetingに寄せて

          Transforming Education Together ~ESD-Net 2030 Global Meetingでみた世界の熱意とユースのパワー~

          2023年12月18日(月)〜20日(水)に国連大学(東京都)において、第1回ESD-Net 2030 Global Meeting が開催され、次世代ユネスコ国内委員会からは2名のメンバーが出席しました。本会議は、ESD for 2030における各国の取り組みを共有し、ESD実践における様々なステークホルダー間のネットワークを構築し、コラボレーションの可能性を探ることを目的としています。今回は、約80か国からESDに取り組む数多くのテークホルダーが集まり、事例紹介やグループ

          Transforming Education Together ~ESD-Net 2030 Global Meetingでみた世界の熱意とユースのパワー~

          日本ジオパーク全国大会 ユースセッションに参加して〜ユースの繋がりが未来のジオパーク活性化の種となる〜

          2023年10月28日、次世代ユネスコ国内委員の小林と沖田が銚子ジオパークで開催された第13回日本ジオパーク全国大会in関東のユースセッションに参加しました。   ユースセッションは、鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会 主任研究員の大野希一先生によって、全国のユースが互いの活動を共有しながら自分の地域資源の価値・魅力を再認識する機会とすることを目的に昨年度初めて開催されました。2回目となる今年度は銚子ジオパークを舞台に、秋吉台、山陰海岸、下北 、室戸、白山手取川、隠岐、蔵王、銚

          日本ジオパーク全国大会 ユースセッションに参加して〜ユースの繋がりが未来のジオパーク活性化の種となる〜

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 文化ワーキンググループ

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介をお届けします! 次世代ユネスコ国内委員会は今年度、「教育」「文化」「科学」の3つのワーキンググループに分かれて活動しています。 本日は主に文化ワーキンググループで活動をしているメンバーを紹介します。 DATA 執筆 次世代ユネスコ国内委員会(2024年2月現在)

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 文化ワーキンググループ

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 科学ワーキンググループ

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介をお届けします! 次世代ユネスコ国内委員会は今年度、「教育」「文化」「科学」の3つのワーキンググループに分かれて活動しています。 本日は主に科学ワーキンググループで活動をしているメンバーを紹介します。 DATA 執筆 次世代ユネスコ国内委員会(2024年2月現在)

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 科学ワーキンググループ

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 教育ワーキンググループ

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介をお届けします! 次世代ユネスコ国内委員会は今年度、「教育」「文化」「科学」の3つのワーキンググループに分かれて活動しています。 本日は主に教育ワーキンググループで活動をしているメンバーを紹介します。 DATA 執筆 次世代ユネスコ国内委員会(2024年2月現在)

          令和5年度次世代ユネスコ国内委員会 メンバー紹介 教育ワーキンググループ

          2023年「国際識字デー」に寄せて

          2023年「国際識字デー」に寄せて   毎年9月8日は「国際識字デー」であることをご存知でしょうか。ユネスコでは毎年「国際識字デー」に関するイベントを開催しており、2023年も9月8日(金)に実施されました。2023年「国際識字デー」及びにイベントに関する情報はこちらをご確認ください。   今回のコラムでは、この「国際識字デー」イベントをご視聴された基礎教育保障学会 理事・田園調布学園大学 准教授 長岡 智寿子氏に、当日のイベントの内容及びに日本社会の状況についてご解説をいた

          2023年「国際識字デー」に寄せて

          ユネスコ職員 林川眞紀さんに聞く「ユネスコとわたし」(後編)

          ユネスコ未来共創プラットフォーム事務局では、2024年1月15日(月)~2024年1月21日(日)にかけて「ユネスコウィーク2024」を開催中です!なお19日(日)は「国際シンポジウム」、20日(土)は「ユネスコスクール全国大会」、21日(日)は「ユースフォーラム」を開催します。 「ユネスコウィーク2024」の一環として、19日~20日の各イベントにてモデレーターやファシリテーターとして活躍してくださる林川眞紀(はやしかわまき)様に「ユネスコとわたし」というテーマでインタビ

          ユネスコ職員 林川眞紀さんに聞く「ユネスコとわたし」(後編)

          ユネスコ職員 林川眞紀さんに聞く「ユネスコとわたし」(前編)

            ユネスコ未来共創プラットフォーム事務局では、2024年1月15日(月)~2024年1月21日(日)にかけて「ユネスコウィーク2024」を開催中です!なお19日(日)は「国際シンポジウム」、20日(土)は「ユネスコスクール全国大会」、21日(日)は「ユースフォーラム」を開催します。   「ユネスコウィーク2024」の一環として、19日~20日の各イベントにてモデレーターやファシリテーターとして活躍してくださる林川眞紀(はやしかわまき)様に「ユネスコとわたし」というテーマでイ

          ユネスコ職員 林川眞紀さんに聞く「ユネスコとわたし」(前編)

          パリ、UNESCOユースフォーラムで感じた世界のユースコミュニティーの力

          UNESCOユースフォーラムは2年に一度UNESCOの総会中に開催される、35歳以下のユース世代の参加者が加盟国の政府関係者と対話し、提言書を提示することで若者の声を世界の代表者に届ける機会です。1999年に始まり、13回目となる今回のユースフォーラムはパリのUNESCO本部にて、11月14日と15日(13日はアイスブレイキング)の二日間にかけて行われました。   今回のテーマは「気候変動の社会的インパクトと公平なクライメート・トランジションの必要性 (Social Impa

          パリ、UNESCOユースフォーラムで感じた世界のユースコミュニティーの力