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36歳芸人のとりとめのない日常106。

こんばんは、ライブが無いと徐々に徐々にMPみたいなものが削られていく感覚、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

25日目。

芸歴13年目を迎え、1月からの新ネタライブでネタストックも貯まり、4月の事務所ライブでは優勝し、勢いのままに突き進めー!!!的な心持ちではあるものの。絶賛ライブなしバイトオンリーのプチ地獄毎日を送っております。嗚呼生きている実感よ、今何処。

前回記事。月曜に観に行った『ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END』の影響を受け、自分の描いた拙い絵を掲載した。

色鉛筆やコピックを使ったカラフルな絵もあるし、ゆるキャラのようなテイストの可愛い仔たちのPOP&CUTEなイラストもあるのだけれど。自分的には一番好きというか、なんだろうアート性癖のようなものに刺さるのはこの記事に載せたようなモノクロの暗くて気持ち悪い感じの絵なんです。はちゃめちゃ烏滸がましいですが若干、もうほんのほんの若干ですがヒグチユウコさんの世界観にも近いものがあるような気がします。

この記事の見出し画像にも使っているんだけれど。そういった僕のネガティヴで暗い絵ばかりが描かれている「暗黒帳」という厨二感満載のネーミングのノートがある。昨晩掲載する絵を選定している際に久しぶりに開いた。

自分で描いた絵なはずなのに、その絵の持つ"負"というか"闇"というか、そんな真っ黒いエネルギーに少しだけ怖くなった(その恐怖が絶妙に心地良かったりもするんだけれどね。)。本当に気をつけないと精神面がヤバい方に引きずり込まれそうなパワーを感じた。だから本当にヤバい絵は掲載しなかった。

そういう絵。昔は描けなかった。と思う。そんな絵が初めて描けたのが2014年の5月頃。ちょうど上京した時。でも上京は全然関係ない。その時期に僕が人生で唯一付き合っていた人と別れた。別れたというよりも捨てられたというか愛想を尽かされたという感じが近いと思う。原因は僕のこの厄介な性格。自己中心的だし束縛癖もあるし。よく2年7ヶ月も付き合ってくださっていたものだ。

とにかくそんな人と別れてから精神的に塞ぎ込んでいた時。ネタを書こうとネタ帳を開いたが何も思い浮かばない。気がついたら落描きをしていた。そして完成したのがこちらの絵。

モネガティヴ画処女作

描き上がった時自分でもびっくりしたのを今でもよく覚えている。「僕ってこんな絵描けたのか…。」って。そしてこの絵の完成をきっかけにここから定期的にこういった画風のイラストを描くようになっていき、いつしか「暗黒帳」なるものが出来上がっていた。

暗黒帳を視ていて「またこういうの描きたいな。ページ増やしていきたいな。」と思ったんだけれど。そう簡単に描けるもんじゃないよな。でもアレだ。ライブで思う様に行かなかったり、人間関係でモヤモヤしたり、もう何もかもが嫌になったりした時、ネガティブなことをツイートするよりもよっぽどこっちの方がいい。今度からそんなツイートをしそうになった時は暗黒帳を開いてひたすらに感情をインクに乗せて描いてやろう。その方がよりウネモトモネ然としていていいじゃないか。

只今絶賛ライブなしバイトオンリーのプチ地獄。これは暗黒帳にまた新たなページが刻まれるんじゃないだろうか。開いた一ツ眼、流れる涙。シナナイデシナナイデデモイキテイタクナイノ。

そんな2023年4月5日の36歳芸人のとりとめのない日常でした。

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