こだわりとこだわりのぶつかり合い

３年前の夏に１本のデニムを買った。
全然金がないときなのに２万円以上した買い物だった。
買うなら絶対に大阪の旗艦店でって決めていた。
念願の”育てるデニム”を買えて興奮したのを覚えている。

デニムにそこまで詳しくはない。
かっこいいかダサいかぐらいしか知らない。

２年前の年末年始にはニューヨークに履いていって意味わからんくらい寒くて、なんでデニムで来たんや！って後悔したけど、雪でデニムがだいぶ育った。結果デニムで行って良かった。

１年前の年末年始にはフィリピンのエルニドって島に行った。暑すぎて一回も履かなかった。

去年は沖縄に３ヶ月だけ住んでいた。その時も連れて行ったけど暑くて履いた記憶がない。

で今回ペルーにも連れてきていたが日本と季節が真逆。そう夏だったから一回も履いてなかった。この一週間くらいから夜寝る時に薄い掛け布団がないと寒くなってきた。ついこの間まで、半袖短パン布団なしで寝てたのに。

今は自宅待機中。こんなチャンスはない！と思って今日から毎日デニムを履くことにした。朝のルーティンが終わったらデニムを履く。痩せている。
朝食も、ソファでの読書も、昼寝も、デニムと一緒に。



約３年間でまだ１回しか洗っていない。
日本一時帰国したら、２回目の洗濯をしようと思っている。
色落ちが楽しみ。

冬服のズボンは、a.p.c.のデニムと、ナイキのスウェットパンツしか持っていない。それくらい冬シーズンには履いているけど、もっと履く頻度を増やしたい。外へ出かける時だけじゃなくて、家の中でもデニム。もっとデニムを身近に。

確かに寛ぐときは窮屈だけど、育てると言うからには２４時間一緒くらいの気持ちがいい。
でもここで問題が一つ。潔癖症である。
だから外へ出かける服と、家の中と、ベットの上と全て分けている。（笑）
困った。今は海外にいてホームステイだからできること。

デニムを四六時中履きたいというこだわりと、潔癖症として譲れないところは譲れないというこだわりが、戦っている。

自分で自分がめんどくさくなるけど、そのめんどくささですら人間らしい部分だと思えば「めんどくせーけど、しゃあねえなー！」と少し楽しくなってくる。



岡山県人として、桃太郎ジーンズも欲しいし、リゾルトのデニムも欲しい。
でも、モノを持たない暮らしをすると決めたから。
とりあえず初恋のa.p.c.と時間を刻んでいく。

あと自分の体型に合うモノを買うより
着たいモノに自分を合わせるという考え方も良いなあとデニムを履くたびに思う。
もう身長はどうにもならんから、今の体型を維持しつつ、筋トレして引き締めた体を作っていく。



今日も本を読む。

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