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16.海外のホテルやレストランでの失敗(その2:おつり、もらっちゃったんだ?)

また別の時に同じホテルなのですが(毎年行われるビジネスショーのために同じホテルに数年続けて泊まったことがあります)ホテルの中で落としものをしてしまいました。
 
フロントに行ったら、
”Please ask to Security office.“
(それではセキュリティーのオフィスへお尋ねください)
と言われました。
 
経路を聞いてそこに向かう途中で道がわからなくなったので、通りかかった制服姿の男性に
”Where is Security ?”
(セキュリティー(のオフィスは)どこですか)と訊いたところ、
 
”I am Security.”
(私ですが)
と返されてびっくりしたことがあります。


てっきり人では無く、Security=オフィスと思いこんでいたので。
良く見たら制服に「Security」って書いてあったんで、ちゃんと見てから話しかければ良かったんですけど。
まあ、結果的にはオフィスに連れて行ってもらって、落としものも見つかって良かったんですけどね。
 
町のレストランなどでも色々と失敗はありますが、中でも忘れられないのはL.A.のマクドナルドにUS支社の人と行った時のこと。
 
当時サラダ系は日本のマックにはなかったので珍しいと思って”Chicken Salad Oriental”(チキンサラダ・オリエンタル)というメニューをオーダーしました。
 
ところが、相手のスパニッシュ系のお姉さんは「へ?」って言う感じで、こちらが何を言ったのかわからないようで、2-3回繰り返しても通じません。
見かねたUS支社の人がNew Yorkerの発音で間に入ってくれました。
今思うとイントネーションがマズかったんだと思います。
 
で、今度はお姉さんがこちらに何かを言うのですが、これがまたスパニッシュ訛りがきつくて何を言っているのか分からず、まごまごしていたらまた彼が間に入ってくれて、
”She said, which dressing do you prefer.”
(ドレッシングは何にするかを聞いてるんだよ)
 
おかげでつつがなくオーダーが完了しました。
お姉さんは少しイラついていたみたいですが。
 
ジャパニーズ・イングリッシュとスパニッシュ・イングリッシュをネイティブが通訳したという構図ですね。


他ではモールの中のタコス屋さんでランチを食べたときのこと。
 
ツレの後輩が、それまではご飯などの支払いはこっちでまとめてやっていたのを、
「センパイ、ここ、自分でやります。」
と言うので、まあ何事も経験だとそれぞれ別々の列に並んでオーダーすることにしました。
 
先に会計を済ませてテーブルに座ったボクのところに支払いをしていた後輩が小走りにやって来て、
「センパイ、『おつり』ってなんでしたっけ?」
「え? ”Change”だけど。」
 
と反射的に答えてから、あ、もしかしてアイツお釣りをもらうつもりじゃ…、と気が付いた時にはカウンターに戻って(何事かと待っていた)店のおねえさんに向かってそのセリフを吐いた後の様でした。
呆れ顔のおねえさんからもらったQuarter(25セント)とDime(10セント)を握りしめ、タコスとコーラを持って意気揚々とこっちへ戻ってきました。
 
「…おつり、もらっちゃったんだ。」
「はい。」
それがなにか?と怪訝な様子の後輩に、
「普通はお釣りの小銭はチップであげるんだよ。」
「あーっ!しまった、あげてきますっ!」
という後輩を引き留めつつ(ランチタイムで忙しいおねえさんが小銭をあげたいという輩をかまってくれるはずがないので)苦笑い、ということがありました。
 
まあ、今はファーストフード店でもカードが使えますし、チップのことを気にしなければいけない機会は減りましたけどねぇ。
 
それでもレストランやタクシーなどでカードで支払う時でも、例えば55ドルだったとして(相場は15-20%だとして)60ドルでは少なすぎるかなぁ、でも65ドルは多すぎるし…と、慣れていないせいもありますが、いざ金額を記入する際に気にはなりますよね。





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