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21.Frankfurt(フランクフルト)でのご飯あれこれ(その2:晩御飯を食べそびれたこと)

Musik MESSE会期中は夜も後片付けや翌日の準備などで夜の8時過ぎくらいまで会場に居たため、食事をする場所を探すのが大変でした。
 
夜間になると滞在しているホテルも含め、レストランやお店も閉めてしまうところが多く、夕食を食べるにはKaiser Straβe(カイザーストラッツェ:カイザー通り)という歌舞伎町の様な通りにある数件のレストランに行くしかなかったのです。
 
駅の地下の売店でワインや食料を買うこともありました。
当時はまだいわゆる飾り窓があり、駅で買ったワインを抱えていた後輩が窓辺から手を振るお姉さんに見とれて歩道と車道の間のポールにぶつかってワインを落として割っちゃったということもありましたねぇ。
 
ある時飲む人数が多いので安い大瓶を買ったら、これがなんとワインビネガーですか?的もの凄いすっぱさで、このときは乾杯した次の瞬間に全員マーライオンとなりました。

フランクフルト中央駅


疲れている時は、ホテルと逆方向のカイザーストラッツェに行くより早く帰って寝たいので、途中のハンバーガースタンドに寄ることもありましたが、そこも毎日やっているとは限らないので、当時の出張にはカップラーメンと湯沸かし(電熱線をカップに浸してお湯を沸かすタイプ)は必携でしたね。
 
一度仕事の後イタリア人の友達とコンサートを見に行って、帰りは徒歩で夜中になったんですが、確かまだ11時前だったと思うので、
“Shall we go to Kaiser Straβe to eat ?”
(カイザー通りに食べに行こうか)
と訊いてみたのですが、
 
“No, they are closed.”
(いや、もうどこもやってないよ)
 
その時は持参のカップラーメンも切らしており、戻っても何も食べるものがないので、やむなくまだ開いていた営業のガソリンスタンドでチョコレートを買ってそれが晩御飯となりました。
 
コンビニの一つもあれば…とはその時にも思いましたが、アメリカやアジア諸国とは違ってヨーロッパにはボクが知る限りではいわゆるコンビニはありません。
 
駅(KIOSK)やガソリンスタンドなどの売店がそれに一番近いですかねぇ。
大きな駅になると地下にちょっとしたモールがあってスーパーマーケットやサンドイッチ屋さんやカフェなどはありますが8時頃には閉店します。
 
町中至る所に24時間開いているコンビニがある日本の感覚からするとヨーロッパの町はかなり不便なところではあります。
 
日曜に帰国する前に街中に買い物に出かけたところ、安息日ということで、お店もほとんどが営業しておらず、開いているのは高島屋だけ。
結局お土産も帰りの空港の免税店でとなりました。


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