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24.雪のMunich(ミュンヘン)であちこちへ(その2:迷子になりかけました)

翌日曜の移動前に時間が取れたのでBMW博物館と隣のオリンピックスタジアムに行ってきました。スタジアム周囲は公園になっており、日本でいうと代々木公園みたいなところですかね。
 
ミュンヘン駅そばのホテルからオリンピックスタジアムまでは結構距離があって、時々雪もちらついてはいたのですが、時間があるので散歩がてら行くことにしました。
 
出がけに一応場所を確認しようと思って、チェックアウトしてから荷物を預けたフロントで
“Is BMW museum close to Olympic stadium ?”
(BMW博物館はオリンピックスタジアムの隣ですよね)と訊くと、
 
“Yes sir. Do you go by tram or call taxi ?”
(そうです。トラムで行かれますか、それともタクシーを呼びましょうか?)
“I go on foot.”
(歩いていきます。)
“Oh, it’s far.”
(え、遠いですよ。)
“No problem. I have a time.”
(大丈夫。時間あるし。)

こんな感じで大通りの1本裏道を歩いていきました


そんなやりとりから1時間ほど歩いてたどり着いた博物館は、五階建ての全館がスロープ状になっていて、一番上から古い順に歴代の車種を展示してありました。
これはシュツッツガルトにあるメルセデスの博物館も同様の構造でしたね。
 
ゆっくりと歴代の車種を展示してある博物館を見学し、その後スタジアムに向かったのですが、あいにく昨日から続いて雪が降ってきました。

BMW本社と博物館


まだそれほど降っていないせいか、周囲は半数がフード付きのコートを着ている程度で、傘をさしている人は誰もいません。
皆さん傘が買えないほどビンボーじゃあるまいに、とは思ってみたものの、多勢に無勢。
段々自分一人で傘をさしているのが恥ずかしくなってきて、結局コソコソと傘をたたむことに。
 
散歩がてらスタジアムを一まわりして駅に向かうつもりがどこかで道を間違えてしまったようです。
 
その後かなり降ってきて積もり始めた雪の中、すっかり雪化粧したスタジアムを眺めて「これじゃ冬季オリンピックの会場みたいだなぁ。」とか思いつつ、(因みにミュンヘン・オリンピックは1972年夏季開催)スタジアムのある丘をGoogle mapを頼りにとりあえず一番近そうな大きな通りを目指して下って行きました。

すっかり雪化粧したオリンピック・スタジアム


段々寒くなってくるし、積もった雪で時々足を取られたりするので、気分はすっかり昔見た八甲田山の映画の中の高倉健。
 
まあ、なんだかんだ時間をかけてようやっと下り終えると、幸いトラムの通っている大きな通りでした。
ところが路線図が結構込み入ってて、どれが中央駅に行くのかイマイチ判然としません。
 
他には誰もいなかったので、買い物かごを下げてトラムを待っていたおばさんに、
“Which tram shall go to Central station ?”
(どの番号のトラムが中央駅行きですか?“)
と聞いたら、
 
幸いにも質問を解してくれて番号だけでなく
“You should take line #3. 4Euro.”
(3番ですよ。4ユーロ。)
とチケットの値段も教えてくれました。
 
ヨーロッパでは街中では英語が通じないことも多いのですが、その時は運が良かったですね。
 
まあ、空港に移動するのは夜で、時間に余裕があってのことだったのでアセるようなことはなかったのですが、やはり困ったらタクシーを拾えばなんとかなる日本とは事情が違うのでした。




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