29. 空港での出来事(その3:通関でのトラブルなど)
ヨーロッパの多くの国がEUに加盟してからは通貨が各国独自のものから(例えばフランスはFranc:フラン、ドイツMark:マルクなど)ユーロに統一され、空港での通関も最初の到着地のみでパスポートチェックを行う様になりました。
なので、乗り継ぎ以降は感覚的には国内便ですね。
実際に1時間かそれ以下のフライト(例えばパリ ー ジュネーブなど)も多いですし。
どこの空港かは忘れましたがドイツで乗り換える際に手荷物検査を受けて次の搭乗口に向かう途中、何か飲み物を買おうとして内ポケットに手を入れた時のこと。
片方に財布はありましたが、もう片方に入れてあるはずのパスポートがありません。
慌ててカバンの中を探したのですが、そこにもなく、そこでアセる気持ちを抑えつつ、良く考えたらボディチェックの機械を通る際にパスポートを手に持っていたことを思い出しました。
急いで引き返すと、検査場のところに赤いパスポートを掲げている係官のヒトが。
通関してからそれほど時間がたっていなかったので、その場で待っていてくれた様なのでした。
いやいや、万一パスポートをなくしたら大変なことになるところでした。
通関時にやらかしたのは他にもあって、ノートパソコンを2度忘れたことがあります。
いちいちカバンから出させるから、と文句を言ってみてもまあ、これはしまい損ねた方がいけませんねぇ。
1度目は成田で、パスポート検査前に気がついて引き返して事なきを得たんですが、2回目はミュンヘンでの乗り継ぎで、忘れたことに気がついたのはシュツッツガルトへの乗り継ぎ便に向かうバスの中。
今更取りには戻れないので、翌日にわざわざミュンヘン空港まで引き返して、取得物管理のところで返してもらいました。
結構待たされた挙句にかなりの金額を取られたような覚えがあります。
空港で財布を失くしたこともあります。
確か2回目のLA出張の時ですね。
もしかしたら飛行機の座席に落としたかもと、同行の人たちに待っててもらって清掃中の飛行機の中を確認してもらったのですが、
“I may lost my wallet in the plain.”
(飛行機の中で財布を落としたようなのですが)
とカウンターの係の人に座席と財布の特徴などを告げてお願いしたのですが、しばらくして戻ってきて、
“No, there was nothing around your seat.”
(お席の周りには何もありませんでした)
多分到着後にUS支社の人に公衆電話から話していた時とかにスられたような気がします。
やむを得ないので、ホテルに到着すると直ぐにカード会社に電話してカードを停める手続きを。
数回かけて、やっと出た向こうのカード会社の人はなんだか眠そうな声で応対します。
こっちは早く手続きをしたかったんで、ちょっとカリカリしましたが、よく考えたら日本は真夜中なのでしたね。
後からくる同じ会社の人に家人がお金を渡してくれたので、結局その時の財布の中の金額だけの被害ですんだけど。
あの時は一人の時ではなくて助かりました。
今みたいに携帯を持っていないので、オケラで空港に一人ではどうしようもないですからねぇ。
それ以来お金はお尻のポケットには入れないようにしています。
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