イスタンブールでまんまとハマった手口
日本は大都市、東京であってもつくづく安全な国だと思います。海外で大都市を旅行すると旅行者からだまし取ろうする詐欺師に会うことがあります。その方法はまちまち。
私の住むバルセロナでは、スリ、ひったくり、強奪などが横行しています。
イスタンブールはバルセロナに比べて安全と感じましたが、今回パートナーがまんまと詐欺に引っかかりました。
場所はイスタンブールの旧市街方面からドルマバフチェ宮殿に行く途中の湾沿いの大通り。多くの観光客が歩いている歩行者の多い通りです。歩いていると通りの地面に座っている難民と思われる女性と子どもたちが。そして子供の1人がごみ袋をあさっています。
私はよく見ていなかったのですが、パートナーが「今見た?子供がごみ袋n入っている生ゴミを食べてた。そんなことがこの世の中にあっていい?」。そして、「お金あげてくる!」と戻ろうとします。
私は直感で「こんな観光客の多い通りでゴミを食べるのはおかしい。」と思いそう伝えると、「可愛そうだと思わないのか!」と怒ります。
これは聞かないなと思い、「あげるのはいいけど、目の前で財布を開けて出さないで。」(財布をだした隙に財布ごと取られることを避けるため)と言うと、「分かった。」と言ってお札を1枚出してから子供と一緒にいた女性に持っていきました。
あれは人の慈善の心に漬け込んだ一種の詐欺ではないのかな、と思いネットで調べてみると、同じく疑問に思った観光客がフォーラムに色々書き込んでいて、それに返信している地元の人と思われる人がいました。
読んでみると、「トルコではチャリティが発達しているので、ホームレスであっても食べ物がないということはない。これら子供を連れた難民女性たちは、食べることに不自由することはないのに人々の慈善の心に巧みに漬け込んでいる。」と書いていて、地元紙のニュースのリンクをいくつか貼っていました。
1年ほど前の地元紙の記事によると、ゴミを食べるふりをして、通行人の同情を買い利益を得ていた難民女性立ちの身柄を警察が確保。
277トルコリラの罰金とともに所持金を押収。
また別の機会でも、乳児を抱えゴミを食べるふりをして物乞いをしていた女性を確保。
その日稼いだと思われる所持金は1850リラ(その当時のレートで換算して1万6千円)。恐らく多くのトルコ人より多く稼いでいるのではないでしょうか。
特にアメリカ人やイギリス人などはチャリティ意識が日本人より高いので、お金をあげる衝動に駆られてしまう人が多いようです。
難民で難しい境遇にあることには間違いないでしょうが、事実を知ったらお金をあげなかったという人も多いでしょう。
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