Must beの時代

 なぜこんなにも、「しなければならない(must be)」であふれているんだろうか。とても息苦しい。

 特に若者に強くのしかかっていると考えている。それが俗にいう「若者殺しの時代」だ。

 「しなければならない(must be)」を求められすぎて自分らしさが完全に潰れてしまうことや、上の世代からの矛盾した要求に右往左往させられる。ある意味でかなり大変な時代であるのに、仕事ができなくなると、最後には「無人島に行かなければならない」(死ななければならない)というものを要求される。

 「無人島に行かなければならない」という言説でとある人間に対して死を請求することはとても、汚いと考えている。自分の手を汚さず、その人を死なせたいと考えているからである。日本は落ちぶれ、社会的に価値が亡くなった人を排外する文化がある。いや、人間の共同体のシステムなのかもしれない。姥捨山、村八分、戦前の精神矯正施設、部落差別。日本ではないがホロコーストもそうであろう。


 気に入らなかったら、「無人島に行かなければならない」や「非国民」などといって排外することがアプリオリ(a priori)になってしまうとジェノサイドが起こりうるのではないかと危惧している。いや、こういった言説が抵抗無しに受け入れられるという事がある時点で、すでに共同体でマクロ的な何かからの発信でミクロで実現しつつあるのかもしれない。


<了>


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