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【アメリカ旅行7日目】おじさんは背中で語る_2023年6月1日(木)

・アメリカ旅行7日目です。

ホテルの目の前に広がるボストンの街並み

・本日の予定は「1日中ボストンを観光する」というシンプルイズベストな内容となっています。また旅行前に転職活動をしていたのですが、入社先を2社で悩んでいて、その回答期限の日でもあります。そのため若干心ここにあらず状態で常にソワソワしていました。

・朝9:30頃にホテルを出て、近くのカフェへ向かいます。どうやらボストンでは有名なカフェのようで、なんとガイドブックでは「ボストン1おいしい」という触れ込みが。

「世界一美味しい食べ物はてりやきマックバーガー&ポテトL」と信じている私からすると半信半疑。「果たしててりやきとポテトのコンビネーションを越えられるかな??」と思いつつ、意気揚々と入店します。

(右)サーモンアボカドサンド
(左)ローストピーチのヨーグルト

・結論、美味すぎました。サーモン&アボカド&パン、そして桃&ナッツ&ヨーグルトのコンビネーションが光ります。特に桃についてはローストされていたためか、桃史上一番美味しかったです。ベストオブピーチの称号が与えられました。

・ただ、やはりどうしても味が濃かったですね。塩っけのあるサーモンというより、サーモンが付着した塩を食べているような気分でした。

・カフェを出たあとは、ボストン市街地の北側にあるチャールズ川周辺をサイクリングします。

雲ひとつない快晴

・ボストンのビルと自然とが融合した街並みに圧倒されながらペダルを漕ぎます。このエリアはサイクリングロードが整備されていて、また平日朝ということもあり人がほとんどおらず、かなり走りやすかったです。

ビルと自然がいい感じにマッチ

・妻と「将来ここに住まんか??」といいながら1時間くらい自転車を漕ぎ、ボストン市街地に到着します。歩くこと数分、コンビニの前で大破したカリフォルニアロールを発見し、すかさずパシャリ。我々の命は有限であることを思い知らされました。

何が起きた?

・ボストン市街地を堪能しよう!というテーマのもと、川沿いを散歩します。途中に小学校があったのですが、ちょうど昼時だったためか生徒が一斉に隣のグラウンドに向かっていました。

でかすぎグラウンド

・グラウンドでは男女6人くらいでキックベースをしていました。男の子3人が守備、女の子3人が攻撃だったのですが、そもそも守備の人数が少なすぎて全くアウトがとれず、女の子たちの攻撃ターンが永遠に続いていました。

・普通なら男の子はキレていいところかと思いますが、そんな素振りは一切なく、ニコニコしながら蹴られたボールを追いかけていました。「Mの目覚め」を目の当たりにしてしまった我々は、ほっこりした気分でグラウンドを後にします。

・続いてはクインシーマーケットという、すごく簡単にいうと「でっかいフードコート」のような場所に向かいました。

クインシーマーケット

・ここでご飯を食べる予定だったのですが、地元の夏祭りくらい混んでいたためすぐに退散し、近くのスタバへ向かうことに。

店内の景色

・店自体はレンガ造りとなっていたため、レトロでちょっと暗めな雰囲気があったのですが、窓からは煌々とした自然光が差し込み、すごく居心地がよかったです。最高すぎて2時間くらい居座ってしまいました。

・その後も歩き続けます。途中になんかの施設の上の方に大きな星条旗の旗を見つけました。

でっかい旗

・妻とふざけて「わ〜お!ビッグフラッグ!」と言っていましたが、ちょうどそこに通りかかった小学生くらいの修学旅行生たちも「Wow!How big!」という反応をしていて、やっぱ現地の人も驚くんだな〜と思いました。

・歩き疲れたのでまたカフェに入ります。

レモンケーキとフルーツタルト

・まじで秒速でケーキを食べ終え、続いてはボストン図書館へ向かいます。普通の公共図書館ではあるのですが、目に映るもの一つ一つがおしゃれな雰囲気を纏っていて、気分はまるでプラダを着た悪魔のようです(実際はユニクロを着た日本人)。

古本で作られたおしゃれなアート
中庭
外観

・「近くにこんな図書館があったら、毎日勉強しちゃうね」と話しながら見回りました。中には日本の漫画などもあったりして、日本のコンテンツ力の高さを感じます。

・図書館の次は夕食を食べます。「さっきから食べてばっかじゃねーか!!」と思われがちですが、歩いている時間も結構長いので問題ありません。

・夕食は日本人の店主が経営しているラーメン屋に寄ります。店に着くと店員さんが「First time?(ぼうや、こういうところはじめて?)」と聞いてきたので、緊張しながら「Yes…!」と伝えると、店のコンセプトやおすすめのメニューを説明してくれました。

「ゲームのチュートリアルか?」と思いながら、おすすめされたメニューをオーダーします。

なんとかスペシャルラーメン。約束された美味さ。

・最後はボストン・レッドソックスの試合を観戦します。レッドソックスにはWBCでも大活躍した吉田選手がいるチームで、期待が高まります。

球場前の一枚
中はこんな感じ
吉田選手(右)

・我々の席は結構グラウンドに近かったのですが、たまたま吉田選手が目の前を通りかかろうとしていたので、妻が「吉田さ〜ん!」と声を掛けました。すると吉田選手は妻に気づき「おう」と言わんばかりに手を挙げて応えてくれました。

・この出来事に妻は大興奮。「吉田選手に認識された!」とやっかいオタクばりの認知アピールをカマしてきます。

大分日が落ちてきた

・たまたま私のいた席がそうだっただけかもですが、どうやら「仕事帰りに友達とちょっと寄った」みたいな人が多いように感じました。みなレッドソックスのファンなので野球も楽しみつつですが、会話やドリンク・フードを楽しんでいる割合も高かったです。

・日本よりも野球が身近にあるのか分かりませんが、「ひいきの球団を応援することが生活の一部になっているな〜」と思いました。

・結果としては、レッドソックスが8回裏に一挙8点を獲得したこともあり、勝利に終わりました。

勝ちました!

・一番印象に残ったのは、応援のムーブメントを作ろうとひとり奮闘していたおじさんです。急に立ち上がって、大きな声で「Lets go!REDSOX!」と周囲を煽ります。我々も微力ながら彼に合わせて声を出しますが、みんなお喋りに夢中で全然ムーブメントを作れず、毎回3回くらい声を出して終わってしまいました。

・結果は残せなかったものの、そのおじさんの大きな背中から「自分の信じる道を行け」というメッセージをひしひしと感じ、自分の人生を省みるきっかけとなりました(なってない)。

・ということで7日目は終了です。野球が始まる前に転職先へ「入社します!」という連絡をしたのですが、それまで気が気ではありませんでした。ようやく決断することが出来たので、最終日の8日目は100%楽しく回れそうです。それでは!

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