【北海道旅行5日目】アキネーターが初めて困惑した日_2022年5月4日(水)

2022年5月5日 22:52

・北海道旅行5日目の昨日は、小樽駅から車で余市・積丹方面の海沿いをドライブし、夜は札幌の居酒屋でゆったり飲むという一日でした。

・ドライブの目的地は2つあって、1つは余市にある柿崎商店という海鮮丼のお店です。こちらは北海道在住の友人から｢地球一うまいホッケがある｣と聞いており、期待大です。そしてもう1つは神威岬という景勝地です。神威(カムイ)とはアイヌ語で神を意味する言葉で、昔は女人禁制の神聖な場所だったとのこと。とてもキレイな景色が見られるとのことで、こちらも楽しみです。

・朝6時過ぎに起きて札幌駅へ歩いて向かいます。途中妻が｢あ！！昨日富良野で作ったチーズ、ホテルに忘れちゃった！！｣と悲しい顔しながら呆然としていました。｢まあチーズなんて買えばいいでしょ！｣と思った自分はあまり気にせず｢ありゃりゃ｣と言って歩きます。しかし妻は｢やっちゃった…戻らなきゃ…｣とその場に立ち尽くしてしまいました。

・気にせず前へ進む私と、立ち尽くす妻。それはまるで、”動”と”静”が織り成すハーモニー。札幌交響楽団、ここにあり。(結局ホテルに電話して後で取りに行くことにしました)

・駅に到着後は電車で小樽駅まで……と思っていましたが、まさかの人身事故の影響で、小樽行きの電車が運転見送りになっていました。

・駅構内は軽くパニック状態で、バンドマンぽい青年が駅員さんに｢困るんですけど！？！？？？｣と問い詰めていました。急ぎ代替策を調べると、どうやら札幌ー小樽間でバスがあるようで、我々は困ることなく小樽駅までたどり着くことができました。

・レンタカーを借りてまずは余市へ向かいます。柿崎商店は10時開店とのことだったので10時ぴったりに向かうと、すでに50人ほどの行列が出来ていて仰天しました。GW期間のイッツアスモールワールドくらいの混み具合です。

・40分ほどで席につくことができ、注文していたホッケ定食と海鮮丼が配膳されます。

・見た目からしてもう美味しそうですね。値段も観光地にしてはかなり安く、地元の方向けの食堂のような雰囲気がありました。実際食べてみるとホッケは肉厚で身が引き締まっていてボリューム満点です。海鮮丼は刺身一つ一つが厚く、脂が乗っていてかなり美味です。確かに行列の理由が分かります。

・ただ一点添えるのであれば、東京・押上に野口鮮魚店という海鮮丼のお店があるのですが、個人的にはこちらの方がコスパいい気がしました。東京に行った際は是非お立ち寄りください。

・そして次は神威岬です。余市から神威岬まではほぼ一本道で信号も2つくらいしかなく、かなり運転しやすかったです。市バス、タクシー、自転車が常に行き交う京都市で免許を取得した自分にとっては怖いものなしです。ただ何らかの鳥が道路の真ん中から全然どいてくれなかったのがとても困りました。命知らずです。

・風は強く海も荒れ、まるで神が怒っているかのようでした。｢もしかして自分が昨日お風呂に入らずに寝ちゃったから！？｣とも思いましたが、単純に天気が悪いからだそうです。そんなこんなで先端に到着。

・大荒れの海の中に神威岩が力強く鎮座していて、かっけ〜〜と思いました。｢もしプロポーズに失敗してたらこの岬で婚約指輪海に投げたかったな…｣と感じさせてくれる、かなり壮大な場所でした。まさにパワースポットです。

・岬から帰っている道中、妻が｢あの岩、なんか牛に見える！！｣と興奮して伝えてくれました。

・｢どっち向いてるの？｣｢どこが目なの？｣｢実際に存在する？｣など、アキネーターばりに彼女がどう見えているのか解像度を上げていきます。5分くらい近づいたり遠のいたりした後、ようやく分かりました。

・こんな感じで妻にはめっちゃキモく見えていたようです。怖くなってちょっと距離を取りました。

・神威岬からは真っ直ぐ小樽駅に帰ります。途中妻が4車線あるデカデカ道路の、謎のスペースに収容されてしまうというトラブルもありましたが、事故なくドライブを終えられました。

・小樽を散歩中、妻と一緒に大塚愛のロケットスニーカーのサビ部分を狂ったようにリピートして歌っていました。しかし途中から飽きてしまったので、｢そうだ！歩くテンポに合わせて歌う速度変えない？｣と提案しましたが、なぜかスルーされ｢え！？私の声大塚愛に似てない！？｣と話題を変えられました(ちなみに全然似てない)。