【有給消化ひとり旅4日目】「星5つ中」って言ったじゃん_2023年7月21日(金)
【あらすじ】
・新卒から約6年働いた会社を辞めることになりました
・7月いっぱいは有給消化期間ということもあり、ひとり旅をしています
【4日目】
・昨夜札幌駅から夜行バスに乗り、4日目の早朝に知床半島へ到着です。ちなみに僕も今日知ったのですが、実は知床半島は大きく2つの地域に別れているのだそう。1つがウトロ地区、もう1つが羅臼地区。この2地区は山脈によって分かれていて、''知床峠''という峠で往来が可能になっているそうです。
・そのため聡明な読者におかれましては、「知床半島へ到着って言われても!!どっちだよ!!」とお怒りの声があるかと思いますが、今回はウトロ地区への宿泊となります。
・そしてもう1つ大事な事として、知床半島はそのほとんどがそのままの自然として残されているということです。地図を見てもらと、水色で示された道がほとんどないことが分かります。これは本当にその通りで、半島の大部分はありのままの自然が残されています。これにはエルサもびっくりです。
・2005年には白神山地、屋久島に続く3つ目の世界自然遺産として認定されています。そして注目すべきは「ヒグマの生息地」だということ。最新の調査では、知床には約4〜500頭のヒグマが生息されていると言われており、特に夏場は人前にもよく姿を現すのだとか。
・「いや急に知床の解説すなーー!!!」と陣内智則が突っ込んできそうなので一旦知床についての説明は終わりにします。
・…ということで日記に戻りますが、知床到着後は早速ホテルへ向かいます。といっても行先は宿泊するホテルではなく、夜行バスに乗ってきた人専用に用意された「早朝プラン」を用意しているホテルです。こちらは朝風呂と朝食ビュッフェがセットになったプランとなっていて、2,000円で利用することが出来ます。
・メガネをなくしたため、ボヤボヤな視界でなんとかフロントまでたどり着き、タオルと朝食券を受け取ります。まずは温泉ですが、やはり知床、露天風呂の目の前には大自然が広がります。しかも本日は雲ひとつない晴天で、とてもリラックス出来ました。
・次に朝食ですが、正直値段的に「ビジネスホテルの申し訳程度の朝ビュッフェ(すべて冷凍)」くらいを想定していたのですが、いい意味でかなり裏切られました。量も質も湯快リゾートの倍くらいあり、その1つ1つがすべて手作りなのでは?と思うくらい美味しいのです。
・実は今日泊まるホテルもビュッフェで、また朝食を食べたホテル知床さんよりも大分高い(1泊2.5万円)ため、「この値段設定あってるか…?今日泊まるホテルよりももしかしたらクオリティ高いかも…」と心配になってしまうほどでした。
・朝食後はホテルを後にし、街の観光案内所的な所に向かいます。結構意外だったのですがかなりキレイな施設となっていて、知床の歴史や文化、ヒグマの解説が充実していました。(↑の方に書いたこともすべて観光案内所の受け売りです)。自分はこういうのは結構ガチで見る派なので、気づくと2時間くらい時間を使ってしまっていました。
・とはいえホテルのチェックインまでまだ時間はある、、ということで、電動クロスバイクを借りて、奥の方にある湖(知床五湖)まで向かうことにしました。まじで何も考えてなかったので、行き当たりばったりです。
・アップダウンの激しい道を乗り越え、まずは最初の目的地である「知床自然センター」へ到着です。こちらでは知床の自然を守り、その素晴らしさを世界に広げていく''知床財団''さんが運営するセンターで、色々なことを学ぶことが出来ます。
・私が行ったタイミングでちょうど「職員さんによるヒグマレクチャー教室」みたいなことをやっていたので参加することに。
・ここで「ヒグマとエンカウントしたら焦らずゆっくりと後退すること。走って逃げてはダメ。というかそもそもエンカウントしないように、熊よけの鈴をつけたり、手を叩いたり、声を出したりして、人間がいることをアピールすることが大切。」と教わりました。
・自分は熊よけの鈴は持っておらず、自転車に乗っているのででも叩けずなので、唯一残された「声を出す」で対抗するしかありません。ここから先はでかい独り言をいうやばいおじさんになることを決意します。
・1時間くらい自転車を漕ぎ続け、ヘトヘトの状態で湖まで到着しました。こちらは知床五湖という名前で、5つの湖がある場所となります。夏はヒグマが出るエリアなので、ガイドさんと一緒でないと散策することが出来ないとのこと。ただし一部のエリアはクマが寄ってこないように対策をしているので、誰でも散策できるようになっています。
・散策している途中、知らない人に「もしかしてさっき自転車漕いでた人ですか??」と話しかけられます。「あ、そうです」と答えると、「えー、凄いですね、坂キツくなかったですか?」と心配されました。
・本当に冗談抜きでめちゃくちゃキツかったので、「はい!」と優等生ばりの大きな返事をしました。街の観光センターに普通に「チャリでも行けます」と書いてあったので、「チャリでも行けるのか〜」と鼻をほじりながらのんきに自転車を借りた自分がアホでした。
・ということで無事ホテルに到着です。今回は「北こぶし知床ホテル&リゾート」というホテルに泊まります。こちらサウナ好きの方はご存知のかもしれませんが、サウナシュランというサウナのランキングにて、2021年2位、2022年4位にランクインしたホテルとなっています。
・知床に来たのはこのホテルのためで、1泊2.5万円とお高いのですが、2泊する予定です。今日のためにコツコツ貯めた豚の貯金箱を壊し、小銭を握りしめてここまでやってきました。
・このホテル、色々言いたいことはあるのですが、詳細は明日の日記に回そうと思います。
・ただ1個言うとすると、今まで泊まったホテルの中でいちばん良かったのは、同じ北海度にある「みどりの風リゾートきたゆざわ」さんでした。約30種類の露天風呂や豪華なバイキング、大きくて開放感のあるロビーなど、個人的にはかなり良かったです。1泊1.6万円くらいですが、星5つ中4.7くらいでした。
・正直これ以上お金を出してもちょっと満足感が上がるくらいかな〜と思っていたのですが、今回止まった「北こぶし知床ホテル&リゾート」さん、星5つ中84050537378484549でした。今まで自分が泊まっていたホテルがすべてただの宿泊施設(失礼ですが)に思えるほど完璧なUXで、ありとあらゆる毛穴から涙を流し、部屋を水浸しにしてしまった程です。
・詳細は明日書きますが、とにかく素晴らしいです。人生で一度は泊まりたいホテルだと確信しています。
・長くなってしまったので4日目はこれで以上となります。それでは!
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