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商店街で道に迷ったおばあさんと世間話をしたら気づきが多かった話

妹子です

先日のお話。

買い出しに近所の商店街を歩いていました。
まずは神社にいってから買い出しをはじめて
防風が吹く中 目にゴミがはいりそうになって
細めがちに険しい顔で歩いていた所

「すみません!」
「〇〇商店街への行き方を教えていただきたくて。。」
とおばあさん。お化粧もナチュラルにしていて
髪型もしっかり整えた品のある方で、
わたしそちら方面にいくので
一緒にいきましょう
と答えました。

お婆さんは私に聞くまでに2回別の方に聞いたそうですが、わからなかったようで
ちょうど散歩していた私は時間があったので
お話しながら 目的地に案内する形になりました

「どうして私に声をかけたんですか?」
と聞いたら
「うーーん」
「堂々としていらしたから!」

と笑
堂々としてるとかよく言われます
はっきりした物言いだねとも。

説明している途中で
お婆さんの娘さんが嫁いだ先が歩いていた商店街の近くで、お婆さんは旦那様と最近死別し
むすめ夫婦が一緒に暮らそうと
呼び寄せてくれたらしく
その娘とは気が合わないし
暗いしファッションもじみだから
ひとり暮らしにした。
結局娘夫婦の自宅の近くに引っ越してきたばかりと言っていた。

あとは転勤をかなりしたこと。
結局どこがいちばんよかったですか?と聞いたら、今いるここだと教えてくれました。

その他には
数日に一度は娘さんが様子をみにきたりするらしく
「あなたは娘と違って明るいわね!」
と褒めてくれました。
けれど、

その娘さんは最近癌になり
抗がん剤で髪の毛がなくなり
お婆さんはすごく心配し
カツラを用意しようとした所、
肝心の娘さんは 
「カツラなんていらないよー 頭洗うのラクになったわー」

と明るく言ったみたいです。
なんだか良い話。
で、それを聞いた私はついついアホな発言を。
「さっき神社いったばかりなんで、パワーあげますわ!!」と
スターウォーズのパルパティーンみたいなポーズでお婆さんに手をむけました。
めちゃくちゃ笑ってくれた。

他にもおいしい東京のお店を教えてくれたり、私が働いていなく なかなか仕事のエントリーをしても面接に呼ばれないなど
話を少ししてしまい、

がんばります
とお婆さんに言ったら
がんばらなくてもいいんですよ、あなたらしさで。わたしも恥ずかしい話、転職かなりしたので。合うところが必ずみつかりますよ あなたなら!」
とゆうような趣旨を言われ 涙が出そうでした。

たまたま知らない人に優しい言葉をかけてもらってうれしくて。
先月母が私の家に遊びに来た時に近くの商店街のスーパーでふたりで関西弁で話していたら、
しらない地元マダムに

明るくていいわね!わたし関西弁だいすき!」

とニコニコ声をかけてもらって 母も喜んでいました。
昔付きあっていた人に関西人嫌いと言われたりよくしたので傷ついたんですけど、
こういう優しい人もいるんだな!
と今の住む場所でほんとうに良い経験ばかりで、、

そんな事も思い出しながら、
目的地手前のスーパーに私が用事があったのでさり際にお婆さんから
「旦那さんは?」
ときかれ、
「結婚してません」
と答えたら
「あら もったいない お世話してあげたいわ〜」
と言われました(笑)

お元気でね!また!どこかで〜

とも言われ
心ポカポカ案件です。

色々話す中でお婆さんの言葉を思い出してみたら
気づいたら歳をとっていましたよ」

の言葉がなんだか印象深かった
そんな夕方のできごとでした。

おしまい。





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