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故郷の話

 今回は少し短いです。皆さんは、自分の故郷、育った場所でもいいのですけれど、そういうものに対して、どう思っていますか?生まれた国、生まれた土地、生まれた都市、生まれた家。様々あると思いますけれど、私はどうにもそういったものに執着がありません。いえ、多少はあるのですが、例えば故郷が滅ぶので、他の土地に移り住むことになったとして、別に少し残念だ、位に思うだけだと思いますし、例えば、オリンピック等で、わざわざ日本のチームを応援する理由は、ただ名前を聞いたことがあるから、といったものや、他の国のチームを応援する理由がないから消去法で、というものになるのですけれども、他の人もそうなのか、というのが気になるのです。断っておきますが、私は別に生まれた土地、環境に不満などありません。むしろ良かったと思っております。古来より、故郷への郷愁や、地元愛というのは美徳とされてきました。そういった歌や詩がたくさんあります。ただ、例えばそれを国というレベルに引き上げたのは近代におけるナショナリズムを煽る政策によるものといえますし、旧い時代であっても、その側面はあると思われます。実際、家はいいものだと思います。帰る家がないのは落ち着きませんし。しかし、その家の場所までは気にしないと言うか、生まれた土地、育った土地に対して思い入れというのはそこまで強く芽生えるものなのでしょうか。これは批判や主張ではなく単なる疑問です。単純に、気になってしまったので書きました。美徳とされているから、思い入れはある、と答える人が大半のような気もしますが、正直なところどうなのか、私は不思議でならないのです。

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