はじめてのおつかい

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不細工な身体とか頭の先まで、残さず君に愛されたならば

どこまでも人間なんですよね。希望を捨てきれないところも、単純なところも、なりふり構ってられないところも。 それがあまりにも無骨で、目にかかるくらいに伸びた前髪から汗が滴り落ちて、そのあとのライブハウスの静寂がどこまでも寂しくて、「残さず君に愛されたならば」なんて一人で口ずさみたくなる。 全力で人間している「I Hate Love Song/ The Cheserasera」のはなし。 飾り気なんてないだよね。信じてほしい、飾ってるわけじゃなくて、言い過ぎでもなくて、それ

    • スガシカオ

      好き。だけど素直に好きなわけじゃなくて、どこか悔しくて、どこか泣きたくなる好き。それが僕にとってのスガシカオさんだ。 「言わなくてもわかってるよ」と人を包み込む荻窪の夜道に、スガシカオさんの曲「愛について」はこの上なく合う。 歌詞通り、木枯らしに震えながらすずらん通りを抜ける夜。歌詞通り、この曲はかじかんだ手を温めてくれる。どことない不安に駆られていた僕は、ゆっくりと拳を解く。サビが流れる。シンコペーション気味のベースが目の前をはらりはらりと踊る。未熟さと傷ついた日々を、笑

      • 懐かしくて泣きそうになるよ

        携帯から流れる「ポケットモンスター ダイアモンドパール」のBGM。「プチーン」という効果音を聞いたところで、ノートを書くことを決めた。泣きそうになる程懐かしかったから。 Gurneeのショッピングモール、back numberのオールナイトニッポン、Go grooveのイヤホン、リザードンを捨ててレポートを書いてしまったタマムシシティ、かきかけの小説、Skittles、ピンクと黒の$30のiPhoneケース、、、 読んでくださっている皆さんにはわからないかもしれないけど、

      不細工な身体とか頭の先まで、残さず君に愛されたならば