私の音楽遍歴「恩師からのカセットテープ」洋楽編
前回の邦楽編はこちら ↓
今からおよそ30年前(こうやって文字化すると年月の経過が怖い)、当時中学生だった私が音楽の沼にどっぷしハマるきっかけのひとつとなった、恩師からの「棚からひとつかみテープ」自体は、邦楽も洋楽もごちゃ混ぜなプレイリストだったのだが、こちらでは便宜上、邦楽と洋楽を分けて紹介している。
洋楽編
Eagles 「Hotel California」
ちょっと洋楽をかじったことがある人ならばもう説明不要であろう名曲。
オフィシャルでリリース当時のライブ映像があったので今回初めて拝見したが、ヴォーカルって兼ドラマーだったんだ…。
まるでC-C-B やん…!(ある一定の世代から上の人しか分からないであろう驚き方)。
歌詞の世界観が、安部公房の『砂の女』と何だか重なるなと感じるのは私だけだろうか。
うっかり入ってしまって出られず、もがいている閉塞感みたいなものとか…。
Suzanne Vega 「Bad Wisdom」
1980年代後半にコーヒークリームのCM曲にも起用されたミュージシャンとして知っている方も多いであろう、スザンヌ・ヴェガの1992年発表のアルバムより。
淡々とした歌い方なんですが、それが却って耳に残る。
曇り空が似合うってイメージ(え?感想が雑?)。
Janis Joplin 「Summertime」
洋楽編はあまり説明が要らないくらいの名曲がちらほら。
とはいえ、若い世代はジャニス・ジョップリン自体分からない人が多いのかも。
最近ではDIORの香水のCMでジャニスの「CRY BABY」が使われていたので、それはおそらくご存知だろうか。
Summertimeはタイトルに違わず、夏のねっとりした暑さの雰囲気をまといつつも、子守歌みたいな不思議な曲。
収録アルバムである『CHEAP THRILLS』は、全曲ライブ演奏をそのままレコードにしたって感じの作りになっているので、臨場感があって聴きごたえがある一枚。
ジャニスの音楽に大ハマりした私は、コツコツとアルバムを買い集めたり、ぶっとい伝記本も読んでみたりした。高校生の頃に。
伝記本はあまりにもページ数が多くて細部まで内容を覚えてないのだけど、
痛々しいほどに不器用ながらも僅かな生きる希望を持って人生を疾走していった、時代の生贄のようなシンガーにありったけの花を手向けたい読後感だった。
Devonsquare 「Walking on ice」
洋楽にお詳しい方ならば、急に渋いセレクトがきたと思われるのだろうか。
もちろん、恩師から教えられるまでは全然その存在を知らなかったデヴォンスクエア。
フォークロック?ポップス?というカテゴリになるのだろうか。
Walking on iceの曲自体ではメインをとってないのだが、メインヴォーカルの紅一点、アラナ・マクドナルドの歌声がとても多面的…ときには少しあどけなさが残ってるなと思えば、一方他の曲ではセクシーさがある歌声だったり、本当に歌が上手い人。
アルバム3曲目の「Cafe Lena」は特におすすめ(休日の朝にピッタリな曲ベスト3には入る)。
メンバーの一人、ハーブ・ラッドウィッグがお亡くなりになっていたのを、今回改めて調べてみて知りました。2005年。
Del Amitri 「Kiss this thing goodbye」
久々に聴いたけど、個人的にはこの曲めっちゃ懐ゥ~!!って唸ってしまった笑
私が大学生だった90年代後半あたり、運転中に聴くものが特にないときにはAFNばっかり聴いていたのだが、そのころよく流れていたものの一つがDel Amitri だった。
一番流れていたのは「Roll to me」だったけども(体感)、この曲もちょくちょく流れることもあり、その度に「あ、先生からテープで貰ったやつだ」と思い出していた。
そういうこともあり、Del Amitri は北谷(ちゃたん。沖縄本島中部の町)なんかをドライブするときに聴きたいなとか思ったりする。
…リストアップしたら結構曲が多かった。
あと5曲くらい残っているのだけど、一気に紹介すると長くなるので、洋楽編はあと1回に分けてやっていきます。
というわけで、どこにニーズがあるか分からないプレイリストの続きはまた回を改めて。
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