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07_ムーンスターの新たな一歩。 再生素材でつくる / ROAMY

※この記事はムーンスター 2023秋冬 at うなぎの寝床 旧寺崎邸に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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再生素材でつくったシューズ 
日常を共にしたい「しっくりくる」履き心地

「”roam”(あてもなく)歩き回る」という言葉から名付けられた「ROAMY(ローミー)」。普段何もない日常でこそ履いて欲しいという思いがこめられている。

街歩きとしての履き心地とシンプルなデザイン、また、環境に配慮したリサイクル材の使用で「しっくりくる靴」を目指して作られている。

原材料不足・確保の難しさ 
資源と向き合うものづくりの現場

ものをつくる時に必要不可欠な「原材料」は無限にはない。限りある資源とどう向き合っていくか。すでに枯渇したり高騰が続いたりする原材料もありますが、消費者の立場からはなかなか実感が湧きづらいこともある。

ものづくりの現場は、すでにその現状に直面している。うなぎの寝床は、九州をメインに全国の約200のつくりてとやり取りがあり、つくりてからは「原材料不足・原材料確保の難しさ」などについての声をよく聞く。

限りある資源を最大限に活用し、これまで培ってきた技術、作り出すものを未来につなぐためにはどうしたら良いのか・・・。ものづくりに携わるつくりては日々、考えを巡らせているのだ。

例えば、1929年に創業し、福岡県みやま市で花火をつくる筒井時正玩具花火製造所。現在、国内で線香花火を製造する工場3社のうちの1社だ。花火づくりに必要な材料、特に「スボ手牡丹」に使う稲わらの芯は、年々入手が困難になっている。そこで筒井時正玩具花火製造所では、自ら米の栽培を始め、手刈りで収穫してスボを作る取り組みを開始。線香花火の光を未来に灯し続けられるように取り組みを続けている。

ROAMYは
これからのものづくりの
モデルケースになりえる

多くのつくりてがこうした状況に身を置く中、創業して150年の間、靴づくりに向き合ってきたムーンスターも同様にこの課題と向き合っている。

ムーンスターは、スニーカーを中心にゆるぎない品質の靴を真摯に作り続けている職人集団だ。

その靴づくりの技術を未来につないでいくために、なにができるか。約3年をかけて考え、今時点での答えを形にしたスニーカーこそ「ROAMY」だ。新たに自社でトライしたリサイクル素材を使い、これまで培ってきた技術を融合させている。

長い間、ものづくりに向き合ってきたムーンスターならではの、これからのものづくりのモデルケースになりえるROAMY。
下記で詳しくご紹介していく。

<POINT>
再生素材を軸に靴づくり
を考えたシリーズ。
1.  ペットボトルを再利用してつくったアッパー
2. ゴムの切れ端を再利用してインソールに
3. 日常を共にしたくなるしっくりくる履き心地

1. ペットボトルを再利用してつくったアッパー

ROAMYのアッパーに使用されている材料は、ペットボトル(プラスチック)からの再生繊維の糸。足なじみの良さを追求した結果、国内のニットメーカーとのオリジナルニット生地開発を行い、より靴に適したフィット性とホールド性を満たすアッパーとなった。

ペットボトル〜アッパーになっていく様子をイメージした動画はこちら(ムーンスター Youtube 公式チャンネルより)

2. ゴムの切れ端を再利用してインソールに

インソールには、ムーンスターのインジェクション製法で出るゴムの端材(型を抜いたあとに残ってしまうもの)を材料にしている。

アウトソールにはベステック、インソールには発泡ラバーという組合せにより、耐久性はもちろん、軽量性と高いクッション性を実現している。

ベステックは、劣化しやすいウレタンソールの弱点を克服し、弾力性・グリップ性・防滑性にも優れるムーンスターが開発した素材。長年、靴づくりに向き合ってきたムーンスターの独自素材を組み合わせてつくられたハイブリッドなソールと言える。

「これまでムーンスターの靴とは、まるっきり違うような履き心地」
by バイヤー ハルグチ

3. 日常を共にしたくなる「しっくりくる」履き心地

ROAMYは、「”roam”(あてもなく)歩き回る」という言葉から名付けられた通り、誰しもがしっくりくる履き心地を目指しており、軽量(24.0cm 片足:約330g、26.0cm 片足:約370g)でクッション性にも富んでいる。また、屈曲部分には柔らかさがありながら、ヒール付近のカップはしっかりしており、足にフィットしてくれる。

運動靴のように爪先の方が薄く、踵に向かって厚めにつくられており、日常履きはもちろん、軽い運動にもぴったり。ゴムの靴メーカー・ムーンスター ならではのアプローチで、ハイテクシューズのような履き心地や雰囲気を生み出している。

普段履きに使いやすく、少し出かける時など、つい足を入れたくなるROAMY。履いていただけるとその”しっくりくる”感じが体感してもらえると思う。


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