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#5 出張移動として、飛行機よりも新幹線が好きな理由を4つあげてみた。

僕は佐賀県の片田舎に住んでいます。東京への出張も増えてきて、月に1回か2回は出張に行くことがあります。飛行機を選択することもあれば、新幹線を選択することもありますが、新幹線に乗った時に、やっぱり新幹線の方がいいなと思うことも多いです。なぜでしょうか?

1.ずっと座って作業できる
2.ドア to ドア / オプションとして仕事終わりの雰囲気を味わうことができる
3.飛行機は瞬間移動、新幹線は高速移動。デジタルとアナログのようなもの。
4.予約の必要性がない

1.ずっと座って作業したり、寝たりできる。 / 2.トア to ドア
飛行機は、なんやかんや言って、佐賀→福岡空港の移動に1時間、福岡空港で飛び立つまで1時間、飛行時間が2時間、飛行場から目的地まで1時間と、計5時間くらいかかっています。その間に作業したり、寝たりできる時間は、飛行時間である2時間だけです。

しかし、新幹線だと佐賀駅を7時17分発のに乗れば、あとは、博多で一度乗り換えがありますが、東京駅に13時13分着、約6時間かかります。飛行機よりも長いように思うけれど、混んでなければ比較的ゆったりしているし、寝たり、作業したりを繰り返すと、意外にも有意義な時間をすごすことができます。

東京から帰る時も、5時台の電車に東京か品川から乗れば、博多発の特急の最終にはのれますし、往復切符を買えば、指定席も全てとることができる。5時代の新幹線に乗れば、崎陽軒シウマイ弁当(カロリー732ca)とお茶を飲みながら、サラリーマンの「プシュ」「プシュ」「ププププップシュ」という、まずは東京と品川を出た時に、缶ビールを開ける合唱が聞こえてきて、僕はビール飲まないけれど、なんとなく仕事終わり感を味わえるのも醍醐味だと言えるでしょう。

3.飛行機は瞬間移動、新幹線は高速移動、デジタルとアナログのようなもの。
飛行機がとても苦手でした。あのたまにくるG(重力、ズーン)が恐ろしく苦手で、あれが起こるたびに「死んだな。嗚呼、死んだな。」と毎回心の中でつぶやいていました。しかし、何度も乗るうちに、ズーンとくるポイントと、あとは「ガンガンガンガン」という、酷い揺れを何度か経験したおかげで、多少の揺れでも平常心を保つことができるように訓練されてきました。人間の慣れとは怖いものです。今だに、あの大きな鉄か鉛かわからないですが、あの重い塊が重い重い人と、機内食とトイレとか座席とか、荷物を載せて飛ぶことが信じられないです。信じていないにも関わらず、事故率がかなり低いという理由だけで、みんなが乗っているという立証できていない安心感のみで、僕は飛行機に乗っています。僕の中の科学の想像の範疇はゆうに超えている乗り物ですが「慣れ」という、人間に仕込まれた能力をもとに、乗っています。

ま、いいとして、飛行機は僕の中では瞬間移動です。飛びたってしばらくしたら、景色がなくなり、気づいた着いています。そうだ、思い出しました。あとは、パイロットの知らない人を信用できないという、僕の人を信用していない人間性も起因していると思います。パイロットが、気分で「今日は羽田から、予定を変えてモンゴルへ行こう。」と多分ならないとは思うけれど、なる可能性もあるし、映画でそういうのみるし、そういう危険性と怖さが0パーセントではないとうところも、飛行機の、あまり好きではない点かもしれません。空の上では、牢屋に入ったような気分になります。毎回隣に座った人は、落下して死ぬ時のパートナーだと考えています。

ま、いいとして、そうです。瞬間移動の話でした。瞬間移動なんです飛行機は。乗ったらあっという間についている。デジタル時計のようなもので、01秒から02秒の間はピット変わってしまう。対して、新幹線は高速移動。01秒から02秒の間の1,1、1,2、1,3、1,31、1,32、、、、、なんというか、トンネルではそれはデジタル的に景色が飛び越えるのですが、限りなく、細かい部分まで見ようと思えば見えます(動体視力が必要です)。レイヤーを観察できる。そこが楽しい部分でもあります。駅も博多から、小倉、山口、広島、岡山、新神戸、大阪、京都、名古屋、横浜、東京と、刻んで行くことで「おー、今ここかー。ここには知り合いいるけど、何してるかなー。」など思いを馳せることもできます。これが、アナログのいいところだと思います。

デジタル社会になって、情報においても、このプロセスがすっ飛ばせる時代になってきました。それ自体はまったく悪いと思いませんし、むしろ、すっ飛ばせることもできるし、アナログ的なところも選べるという時代は、限りなく幸せなのかなとは思います。

- 新幹線はレイヤー移動、飛行機は鳥瞰移動
あ、あと景色のレイヤーと鳥瞰図の違いも面白いなと思っていて、新幹線の風景はレイヤーで構成されています。視点が高速で移動していくレイヤー的な視点です。線路の前に、木があって、街があって、その奥に平野があって、その奥に山があってみたいな。レイヤーが高速移動していく感じです。人と、風景は同じ階層内に存在します。

対して、飛行機は鳥瞰。これはいうまでもない、鳥の気分です。たまに鳥瞰を眺めたくはなります。高いところから、下を見下ろすと殿になった気分になります。人間が、小さくて儚くて、どうでもいい存在だということを認識させられます。自分たちが悩んだり、頑張ったりしていることは、広い世界から見ると、本当に多分どうでもいいことなんだろうな。と思わせてくれるのが鳥瞰のいいところです。

4.予約の必要性がない
ギリギリで行動を変えたいことがよくあります。半日予定をずらしたい。ここで、あの人に会いたい。そういうことの連続なので、なるべく予定をFIXしたくないと思っています。なので、飛行機もギリギまでとらない癖がありますが、そしたら宿も飛行機も高くはなります。そういう時の頼みの綱である新幹線は便利かなと思っています。しかし、ここは最近予約を取るようになりました。でも、緊急の時は乗り込めばいいので、便利かなと。

かなり、偏った新幹線の方がいいのではないか。というあくまでも個人的な視点ですが、いつか、ちゃんと書いておきたいなと思っていたので、少しだけスッキリしました。

本質的な地域文化の継承を。