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20240815 Samarkand 伝統工芸村、ビビハニムモスク、シャーヒズィンダ廟 もりもり観光デー

晴れちょっと雲あり 35℃くらい
出発前に部屋の清掃をお願いしたので、その間(お互いの信用のため掃除中は部屋にお客がとどまるシステム)エントランスのテーブルでお勉強していた、宿の娘さんと話をさせてもらう。彼女は英語塾の課題をやりつつ、ウズベキスタンの観光業についての英語動画を見ているところだった。
英語の教材はIELTS対策のもので、将来的にはイギリスの大学進学を目指しているとのこと。話していてとても頭の回転が早く、打つと響くようなのをひしひしと感じていたので納得。
9月からは高校に入学らしく制服の写真とか、中学の教科書もわざわざ持ってきて見せてくれた。

上段真ん中が美術のテキストらしい

教科書を見るとどうやら数学と英語にかなり力が入っている印象。あとは天文はそれだけで独立して必修で、生物科学はバイオテクノロジー的な分野に集中しているようだった。さすがウルグ・ベクの国。
実技科目だと、体育はなくて、音楽は小学校だけ、美術は絵画や工芸ではなくどちらかと言うと数学寄りの幾何学的な計算を伴う構造などを取り扱う建築とかに近い感じのようだ。
とても興味深く話を聞かせてもらった。すごく勉強!って感じの教育だと感じた。
観光客のお金が彼女たちの未来にきちんと繋がってほしいと強く思う。

そんな感じで過ごしていると、お掃除も終わったので今日はまず、夫の希望でサマルカンド近郊の紙漉き工房などのあるところへ行ってみることに。

周りはのんびりした村って感じ

タクシーで到着すると、水がたくさん流れている緑の多い一角が囲われて工芸村みたいになっている。入場料は15000スム。ここでの紙作りは桑の木の枝を煮て表皮を剥いだものを水に晒し、水車を動力とした臼で繊維を細かくしたものを水に入れて、和紙のようにザルみたいなもので濾して作るもの。

竈の横にあるのが原料になる桑の枝。これから煮るところ

最後乾いた後に牛の角や貝殻で擦ってツルツルに仕上げるのが特徴のよう。
桑の木はかなり粗めなのでざっくりとした風合いの物ができるようだ。
区画の中には他にも陶器やスザニの区画もあり、今も色々と工事をしてハイシーズンの秋に向けて充実させているようだった。
久しぶりに水をたくさん見たのと緑がいっぱいで気分転換にちょうどよい感じ。

久しぶりの緑

一通りうろうろして2時間程度滞在した。
その後はランチも兼ねてBibi-Khanym Mosque周辺へ。カフェでお昼を食べたあと、まずはSiyob Bozorを流し見。15時過ぎだったのでまったりとした雰囲気。とてもきれいに区画が分かれていて、そこまで大きくもないのでサラッと見て回る。

午後はのんびりした雰囲気

特に買うものはなさそうだったのでそのままモスクへ戻って中に入る。
なんとまぁ大きいモスク…巨人も礼拝できそう。写真にもぜんぜん収まらない。

見上げすぎて首が痛くなりそう

思ったよりが人が少なくて(ツアーは午前中の内にきているから?)のんびりと見て回れた。大きいのに装飾は細かくて気が遠くなりそう。修復前の写真も展示されていて、かなりボロボロだったので、すごいお金と労力でもって復活させたのだなぁという感じ。

誰でも小人になれる

ひと通り見て外に出て写真を撮ろうとしたらなぜか通りがかりのウズベク観光客のご婦人にグータッチしてもらう。モスクに感激していたのを喜んでくれたみたい。

そこからさらに行っちゃえ、と言うことでShah-i-Zinda廟へ行く。
なんかこの移動のYandexの運転手が機嫌悪くて怖かった。珍しい。
暑くてさすがにバテて来たのでおやつ休憩したりしつつ、中へ。
階段を上ると、青いタイルが張り巡らされた廟がいくつも並んでいる。

結構密集して建っている

内装もとてもきれいにしてあるところもある。人はまあまあいたけど、ゆっくりと見て回る。それぞれタイルが立体的なものもあれば平面にきれいに文様が描かれているものもある。青、水色、コバルトブルー、ターコイズブルーと青には◯色あんねん状態。

廟の天井
星空の下に眠っているんだなぁ

それにしてもサマルカンドの建物はどれも気合の入った修復っぷり。でもまたそれが歴史になっていくのかもね、とも思うので個人的にはそれはそれで良い気がしている。でも侘び寂び好きには不評かもしれない。
モスクになっているところで、プライベートツアーと思しき英語で話している二人組の、ガイドさんがクルアーンを暗誦するところに遭遇。やはり音が良いなぁ。身を清めてない時にコーランに触れないように伝えていたのが印象的だった。聞かせていただいたお礼を言って退出。
来た道を戻って眺めの良いところで写真を撮っていたらなぜか来ていたウズベク観光客の家族に赤ちゃんを抱っこした所を撮らせて!と言われて見知らぬバブちゃんを抱っこ。眠たくてふにゃふにゃでかわいかった。久しぶりに赤ちゃん抱っこした。

なぜかここで赤ちゃんを抱き上げた

その後もたくさんいるイタリア人の合間にスペイン人と思しきグループがいたのでスペイン語で話しかけたら正解で、しばらくスペインの話をして懐かしむ。
その後は夜ご飯を食べに移動してたらふく肉を食べて宿に戻る。

お向かいさんすごい物頼んでたね

お腹いーっぱい

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