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20240818 Tashkent → Zhabagly カオスな国境、天山山脈のふもと

タシケントは曇り25℃くらい ザバグリは晴れ風が強い20℃くらい

タシケントの宿に大きな荷物をおいて、これから二泊三日でカザフスタンのAksu-Zhabagly Nature Reserveという山岳地帯の自然保護区の近くへ行く。なんとなくカザフに行ってみよーと思った時にGoogleMapを眺めていて、見つけた宿。なんとなく良さそう、という理由だけでここに行くのを決めたところ。予約は宿の電話番号にwhat'sappから直接連絡しただけ。
国境の検問所からは3時間くらいかかるので、さすがに前もって宿にカザフ側の国境あたりからの送迎の手配を依頼してある。

まずはYandexでウズベキスタン側の国境へ。
陸路での越境は3回目だけど徒歩で超えるのは初。検問所近くにはとにかくたくさんの車と、荷物と人!!!

カオスの予感…

なんとなく人の流れに乗って建物の方へ。既にカオスな様相だけど、手荷物検査を通りその先のパスポートコントロールがすごかった…
列があるようで無いようであるし老若男女荷物がひしめいている…いったん並んだ列はヤポンスキここじゃないアッチと言われ、電子申請のほうか?と思って並び直してゲードまできたら、またもヤポンスキここじゃないあっちと言われ、3回目の列でようやく通過。パスポートコントロール自体は質問とかも無くて何も問題なかった。ウズベキスタン出るのに1時間くらいかかった。面白かった。

そのまま通路に沿って歩いていつの間にか国境を越えてカザフスタン側の検問所に到着。こちらのほうが(比較すれば)マシな様子で、でも途中で抜かされたりしてなんとか通過。タシケントの町を出てからカザフスタンに着くまでに2時間以上はかかった。

カザフ入国!

建物を出ると噂には聞いていたが闇両替とタクシー勧誘の嵐!ゆっくりと「にぇっとぉぉ」と低めの声で言いつつ、決して目を合わせないようにして通過。最終的にめんどくさくなってスマホを耳に当てて話しているフリもしたり。これがけっこう効果的だった。
そんなこんなで50mくらい進むと勧誘の波も落ち着いたので両替所を探して少し両替。スーパーの横にある両替所はレートも良くてマージンも取られず優秀だった。

スーパーをちょっと覗いて、ヨーグルトを購入。隣のレストランでサムサを買って道の脇のコンクリ片に腰掛けて路上ランチ。
にしてもカザフスタンに来たら顔の作りがモンゴロイド的な人が多くて、自分も黙っていれば地元民に馴染める。楽だ〜

スーパーにATMがあったので追加でカザフスタンテンゲを引き出し、水などを少し買い足す。
その後はトイレを借りたりして、送迎車と無事に落ち合った。

少し車を走らせただけでウズベキスタンと全く違う様子。とにかく大草原が広がっている。こんなに違うとは思わず来てみないと分からないものだなぁ。
途中シムケントの街を通る。ものすごくしっかり整備された都市でなんならタシケントよりも整っている印象。しっかり洋服の人が多い。ヒジャブは白やベージュの光沢のある物を身に付けている人がちらほら。あとはロシア語がとても多い。ときどきうとうととしながら気づくとまた大平原の道を進んでいる。

モスクの青が目立つ
大草原をひたすら進む

牧畜が盛んなのだけど、その中でも馬が一番多かった。つややかな毛並みで、スラッとした、肉付きの良い馬がたくさん風に吹かれながら草を食んでいて、カザフには今もほんとにいっぱい馬がいるんだ!と感激。

平原の一本道を100㎞越えで爆走している時に、どうやらドライバーさんの知り合いがいたらしく、速度を70kmくらいに落として、車を並走させながら窓を開けてちょっと雑談していた。こういうこと、馬で移動してた時代からやってるんだろうなと感じた出来事で、移動が日常って感じで面白い光景だった。

だんだん山が迫ってきた

3時間弱で宿に到着。標高も高くなり、風が強く肌寒いくらい。
とにかく空気が澄んでいて、でも草原なので見晴らしが良く、遠くのほうがぼんやりと見渡せる。今まで見たこともないような風景。山なのにほとんど森がない!
宿の周りはリンゴ畑で、小川が流れていて、背部には岩山が聳えている。

山から流れる水が川になって、平原に流れ出している

ノルウェーで滞在した宿とモノの構成は同じなのに全く違う風景なので面白い。
この山を含んだエリアが自然保護区。もっと奥に行くとユキヒョウとかの生息地域になるらしい。
宿にはユルタの部屋もある。3食付にしてあるのでのんびりする予定。あとわんこもいます。

夕食は宿泊している人たちが同じテーブルに集うシステム。イングランドの一人旅のお兄さんと、こちらに在住のドイツ人夫婦と一緒に食べた。マイルドな味で脂っこくもなくてとても美味しかった。皆さんともいろいろ話して楽しかった。

夕食後も少し散歩

山にかかっていた雲はだいぶ晴れた
平原の西の彼方に日が沈む

明日は馬に乗ってトレッキングする!

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