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短歌

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2022年9月の記事一覧

短歌11

短歌11

往来で私が死んでみんなにはそれが砕けた硝子に見えてる

泣かないと決めたから今日みたいな日は淋しい音を鳴らして過ごすよ

風は一つしかないいつもおなじ風ぼくを蹴飛ばせあの子を撫でろ

百年後も君の立つ場所に窓はあり覗けば僕が微笑むだろう

君となり二日後気づく意外にも耳の大きさを気にしていること

溜め込んだ二箇年分の薬餌以て己が命を人質に取る

すみずみに不浄なる血の駆け巡る憎き女体を有し生きを

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