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音と生きていく《短文・詩》

音楽が好きだ

隙があればいつでも音楽を聴いている

今は技術が発展して
毎日知らない人の曲と出会うことができる

音も好きだし
歌詞も好きだ

僅か数分に閉じ込められた
人の想いに触れることができる

音楽は対話だと思う

何を想い何を伝えたいのか
それに向き合う時間

同じ曲を聴き続けるのも悪くないが
それではぐるぐると同じところに
とどまってしまう気がする

だから私は新しい人との出会いを求める

自分の世界の狭さを知るため
自分の経験の少なさに気づくため

周りの人は入ってこれない
耳とイヤホンの間にだけ生まれる世界

これからも音楽と生きていく
いや 生きていかなければならない

音楽抜きの孤独になど
耐えられる気がしない

音楽は決して不要不急なんかじゃない
これは生活の一部であり核心だ

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