Premiere Pro タイムライン公開〜ストック素材の活用術
アイドルグループ『AiDOLOXXXY』のミュージックビデオを題材にした動画編集の記録。動画内で Premiere Pro のタイムライン、各種パラメーターの設定などを紹介しています。
<撮影素材>
Blackmagic URSA Mini Pro G2
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K
収録形式:ProRes422 HQ
解像度:URSA 4,608 x 2,592 / BMPCC 4,096 x 2,160
ISO:800
<編集環境>
Adobe Creative Cloud
Neat Video v4 Pro
MacBook Pro 15-inch, Late 2016
プロセッサ:2.9 GHz / クアッドコアIntel Core i7
メモリ:16 GB 2133 MHz LPDDR3
グラフィック:Radeon Pro 460 4 GB
Intel HD Graphics 530 1536 MB
トランスコード
VOOK 掲載のこちらの記事を参考に「MacBook 環境 × 4Kの撮影素材」でどこまで行けるのか?検証しました。結果としては、キーイング、ノイズリダクション(Neat Video)など一部の重たい作業を除いて、カット編集レベルではストレスなく作業できた印象です。
解説:https://youtu.be/c1hRjRu7n04?t=39
Adobe Dynamic Link
プロキシの作成(Media Encorder)、AEコンポジションに置き換え(After Effects)などAdobeのソフト間の連携(Adobe Dynamic Link)を使用する際は、各ソフトのバージョンが異なると、やはりリンクしないようです。
最新の Premiere CC2020 アップデートでは解決法もあるようですが、かなり面倒なことになりそうです。
ネスト化 / 調整レイヤー
とりわけ今回は合成ものが多かったので、複数クリップに機能する「調整レイヤー(Adjustment Layer)」だったり、「ネスト化(Nesting)」はプロセスを効率化する上でかなり重宝しました。
描画モード
近未来感?カオス感?の演出に、定番の「描画モード(Blending Mode)」を使ってみました。背景の LED ビジョンに流した白黒のシェイプ・アニメーションが、わりといいエフェクト効果になったようです。
不透明度:
カラー比較(明)・比較(明)・覆い焼き(リニア)
解説:https://youtu.be/c1hRjRu7n04?t=372
カラーチャンネルの反転
定番の「反転(Invert Effect)」は RGB のカラーチャンネル別で効果をかけて、色彩のビビッドさがあまり損なわれない感じで使ってみました。とりわけ、カラフルな背景にはよさげな感じです。
エフェクト:
反転(R)・反転(G)・反転(B)
解説:https://youtu.be/c1hRjRu7n04?t=471
どんなストック素材を使ったか?
下記の素材をのぞいて「VFX(視覚効果)」は、すべてストック素材を利用しています。今回利用したサービスは Adobe 社が提供する『Adobe Stock』、テンプレートが充実している『Motion Array』の2社。
・背景ビジョン内のシェイプ・アニメーション
・3D ロゴ
Adobe Stock
特徴:画像・映像ともに質のよい素材が豊富。月額3,480円(10点)からと素材の品質もよいが値段もそれなりに高い。
Motion Array
特徴:トランジション、エフェクト系の素材、テンプレートが豊富。探せば質のよい映像もちらほらある。月額29ドル(約3,000円)で無制限にダウンロードできるためコスパは悪くない。
感想
最近マス向けの広告をよく目にする Adobe 社の『Premiere Pro(CPU)』と、ハードウェアも充実してきた Blackmagic Design 社の『DaVinci Resolve(GPU)』。どちらを使うか?本気で迷う場面が増えてきたように感じます。今回、約10年ぶりにガッツリ動画編集をしてみたのですが、CPU 依存の環境はやはりきついものがあるなと実感しました。
AR/VR の時代まで見据えれば Adobe 社の開発には期待がもてる?かもですが、とりわけ実用性の面で、ここ数年は Blackmagic Design 社が商業的なシェアを拡大していきそうな気がしています。
今回のこのミュージックビデオは、動画制作のオンラインサロン 『UMU TOKYO』が制作を担当しました。12月は「初月無料」キャンペーンを実施中。興味のある方は、ぜひご参加お待ちしてます。
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