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麻雀杯炎上、もやもやする気持ちをほぐそう

にじさんじ麻雀杯、すごく楽しかった!
面白いシーンがいっぱいあってそれを取り上げたかったのだけど
長尾景くんの「ラス確アガリ」炎上の件ばかりnoteでも広がっているので
先に気持ちを解消したいと思いそれについて触れることにした

当日にはこの記事を書いていて
これで何か感じ取ってほしいと思ったのだけど

そもそも自分の記事は大して読まれてないし影響力もないか……
ともかく少なからず読んでくれる人にもっと伝わるように書こうと思った
これは長尾景くんの擁護や批判をするというよりは
配信を楽しく見るために色んな考え方や見方を提示する
ライバーが好きなファンを応援するような記事にしたい

「ラス確アガリ」などを見て、一視聴者として

正直なところ自分も「あーやっちまったかー」と残念に思うところはあった
三窓で卓の会話も聞いてたので故意的に行ったこともなんとなくわかって
どちらかといえば心配の方が大きかったようにも思う
それ故に、たかちゃんねる(多井隆晴プロ)の同時視聴枠で
「長尾景さんのファンはこれでいいんだよ!」のたった一言だったけれど
気にするな楽しんでいこうぜ、という気持ちに救われた

これは長尾君に限らず、残念さがよぎるシーンはいくつかあった
準決勝②卓、グウェル、力一、郡道、きらめちゃんの卓
グウェルと郡道先生が大きく点を持ったオーラスの最終局面
力一さんが親で、きらめちゃんの勝ち目はほぼなくなっていた

麻雀というゲームは
勝っている人は安くてもいい早い手でアガりたい
負けている人は高い点でアガらなくてはいけない
、という性質があり
今大会は1位のみ勝ち上がり、かつ役満賞があるということから
負けている人はむしろ役満(難しいけど高得点)を狙いに行ける場面だった

https://youtu.be/YSQkVNo3pfs?t=3400
56:40~頃、ここで南をポンするきらめちゃん
鳴くと基本的に手が早くなるが点数は下がるものである
弱気目な発言もあり「あー鳴いちゃうのかー」と思った

ここでグウェルさんが
「1位になれないとこで適当にあがると危ないので止めといた方がいいですよ」
と言いだすが、グウェルさん自身が勝っている場面でもあり
普段の皮肉屋なキャラもあって嫌味っぽく聞こえてしまう
しかしたぶん本気で後輩を心配して出た発言だと思う
熱に浮かされがちな大会のこの場面で配信者としてのバランス感覚
ほんとこの人なんで炎上したんだ

そして、これに関してはきらめちゃん自身が対局後インタビューで
力一さんの連荘にかけて形式テンパイ維持を目指していたことを語る
これでなるほどなーと納得した視聴者も多いのではないか
渋い配牌で悔しいながらも耐えて打ち切ったきらめちゃんすごいなと思う

もう一つのケースは決勝の舞台、優勝を目前とした場で
リーチもロンあがりも蹴って役満を目指し視聴者にロマンを見せたやしきず

それもあってハジキの最終局面でも流れが来てて配牌が良く
役満チャンス!と解説席も盛り上げていた
今大会一度も出なかった役満、決勝のこの場面で来たら最高だ
ロマンをもっと見たい!役満狙ってほしい!そう願ってしまったが
白をポン!「あー鳴くんかい!」と、ここでもちょっと残念に思ってしまった

でもこれに関してもハジキが
「白をアンコでツモればお肉チャンス見てたんですけど、
さすがに白1枚でてしまったので鳴くしかなかった」
と自分でも残念がっていたので、そうだったんだなーと気持ちがすっきりした

逆にこういう言葉がなかったら
わずかに、もやっとした気持ちが残ってしまったかもしれない
どちらのケースでも言葉のフォローって大事だなと思ったし
説明されたことで気持ちよく見れた場面が色々あったなと思う

ここで言いたいことというのは、熱中したり展開を期待しているからこそ
視聴者・観戦者としてある場面に反感を持つことはごく自然だと思う
でもそれはちょっとした違う見方を知ったり
自分の中での答えを得て、納得できればすっと解消できるものだと思う

反感を納得に変える方法を考える

長尾君の場合はその「納得」が見つけにくい状況にあったと思う
笑いに変えようと思った言動が悪い印象ばかり強めてしまったし
自己フォローがあまり上手くなかった
視聴者の反感を加速してしまった部分があると思う

視聴者の反感ポイントとしてひとまず以下を取り上げる
・撮れ高がほしくてやった、の発言
・故意に行ったこと
・野良猫と一緒くたにされたこと

撮れ高がほしくてやったことについて

大会のために麻雀に真剣に挑んでいる他のライバーがいるのに
撮れ高ほしさに勝負を投げる行為が対局の盛り上がりを冷めさせてしまった
そう感じるのももっともな意見だと思う
ただこの発言に関しては、彼の立場で汲み取れる部分もあるんじゃないかと思う

対局展開はこんな感じ

親:長尾 郡道ツモ上がり満貫、長尾の親流れる
親:郡道 郡道ロン上がり、長尾5800点振り込み
親:郡道 エビオロン上がり、郡道に6400点直撃
親:エビオ にゃらかロン上がり、長尾3900点振り込み

そしてオーラスの親:にゃらかという局面
ここまでばちぼこにやられている長尾くんである
オーラスでやっとこぎつけたリーチ、しかもわりと煽り合い上等なメンバー
ヤキトリ(※)になるくらいなら何かしら目立つことをしたい
そう思うのもわかる気がしないだろうか

※焼き鳥(ヤキトリ)
本来は1ゲームの間に一度も和了(アガリ)できなかったプレイヤーが
一定のペナルティを支払うという麻雀のローカルルール
由来としては麻雀は雀(すずめ)の飛び立つ姿を各種の役に見立てているが、
それが一度も上がれないということは雀が飛び立てないという解釈になり
結果として羽ばたけない鳥は「焼き鳥」となってしまうとのこと
「ヤキトリはいやだ!」みたいな感じで一度もアガれない悔しい状況で言われる
参考:https://chouseisan.com/l/post-53446/

故意について

逆に完全に知識がなければ、わからんけどやっちまった!だったのに
大会一週間前からくらい頑張って練習してたがために
これじゃ逆転はできないということは察せてしまって
それ故にでてしまった発言というのがなんとも皮肉に感じる
実際のところ一週間詰め込んできただけの麻雀初心者には違いないと思うし
きらめちゃんのような粘り強い打ち回しは難しいのではないかと思う

故意の行いなので野良猫とは違う、というのはわかる
でも麻雀に対する姿勢というか大会の空気感というか
そういったものの未経験者ならではの失敗という意味では近いと思う
また「野良猫ムーブ」がもはやエンタメとして周知されていたので
長尾君が好意的にそれを受け取ってリスペクトしやすい状況でもあった

野良猫と一緒くたにされたこと

前回やらかした野良猫が、今回は真剣に麻雀を頑張っているという背景もあり
それを少なからず知っている人にとっては
野良猫をバカにされた気分になる、というのも分かる感情だと思う

ただ野良猫ファンなら、たかちゃんねる見てくれれば溜飲は下がると思う
野良猫しっかり見てる人ならまあこの件で怒ったりはしなさそうか
野良猫を出汁にして長尾君叩くようなことは猫は望まないだろうと思う

長尾くんの炎上してたF卓の動画コメントについてたのがこれだもの

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優しいんよ

謝罪配信を聞いて

長尾君が謝罪配信をしていたので聞いてみた
部分的に要約(気になる方は実際の動画見ていただければ)

謝らなくていいという意見もあったが
長尾景としてやってはいけないことをしたと認識しています

個人配信ではなく全体で、麻雀に出た人たち全員が作り上げる
エンターテイメントであるという認識を欠如していたことが最大の反省点
不快に思ってしまった人がとてもたくさんいたからこそ
あの配信には低評価やいろんなコメントもついた
それらは間違っているとは思わず、長尾景の落ち度だと思っています

麻雀大会を楽しみにしていたお客さん、リスナーの皆さんに対する謝罪
大変申し訳ありませんでした
同卓の先輩、文野環さんに謝罪のディスコードを送りました

長尾景としては面白いと思ってやっていた行動で
面白いを作ろうと思って空回った結果の、ああいう結果になってしまった
先輩からのお叱りも受け客観的にみても良くない行動だったという認識になった
未熟者の行動だったと反省しています

改善について、配慮の足りない行動が多すぎたこと
ソロ配信とコラボ配信の住み分けができていなかった、配信、絡みなど気をつけたい
考えなしの発言が多いこと、考えた結果それでいいのかという思考を通した上で
発言を気をつけてやっていこうと思います

応援してくれるリスナーの皆さんに
ここ最近長尾景危なっかしくて大丈夫なのかと言ってくれてる皆さん
心配かけてごめんなさい

これからその点を意識して
楽しい配信を提供できるように頑張って活動していこうと思います

謝らなくていいというあまり気にしていない人もいるけれど
「不快に思った人へ向けての謝罪」であることを明確にしていて
低評価や色んなコメントに対しても間違いではないと言い
麻雀大会だけに限らず普段の言動や行動も改めたいという旨だった
クソマロきちゃいますねと茶化していたことに不満を感じた人にとっても
一蹴せずに向き合う姿勢を見せてくれたのは良かったのではないだろうか

最後に、思うこと

個人的には長尾くんは、配信者としては粗削りなのだと思うし
どちらかというと成長コンテンツだと思っている
デビューしてまだ1年に満たない人たちで、でも数万人に注目される立場にある
ファン層も若そうで、配信スタイルや人との絡み方とか難しいと思う

過去に炎上を経験しているライバーさんもいっぱいいて
そこから学んで配慮だったり、立ち回りを身に着けたりしていると思う
グウェルさんも最初は空気の読めないやつ、おもんないやつと言われていたが
V界隈での在り方とかラインの見極めを模索していた時期で
幾度の炎上から転機があって安定しだしたのかなと
引き合いにだしてすまんのだけども
面白いことしようとして空回って炎上なあたりがちょっと似てるなと思った

note読みだした頃に印象的だったグウェルさんの記事を思い出したのでペタ

自分は長尾くんはVΔLZのいたずらごっこで興味をもった
このとき面白さや楽しい気持ちを与えてくれたのはたしかだ

反感や否定的な感情をもつこともある
けれど面白さや楽しい気持ちで見たいと思うし
そういう方向を向いている人、ライバーだけでなくファンも応援したい

否定をしたいのではなく止む無く否定的な感情になってしまうという人の
一助になればと思うけれど、どう受け取られるだろうか

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