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うつ病と手帳2

 前回、うつ病の人はメモだけでも取っておくと便利ですよ、というお話をしました。

 今回はステップアップ。日々の行動記録(ログ)を取ってみましょう。

行動記録を取ると何がいいか

 まず、睡眠時間が目に見えてわかります。人によりけりだとは思うのですが、私は体調の悪い日は過眠傾向にあり、良い日は中途覚醒をします。記録をつけておくと、それがひと目でわかります。

 食欲があったかどうか、どのくらい作業ができたか、起きていられたかなども記録をつけることでわかり、天気と比べるとまた自分の体調にひとつの発見ができるようになります。

 ちなみに女性は月のものがあったかどうかも書き込んでおくといいですよ。私はうつ病半分PMS半分でしたので。

 お仕事をしている方は、仕事の進捗具合がいつもと比べてどうだったかなども書き添えておくと便利かもしれません。

 あ、お薬を多めに飲んだ日や頓服を飲んだ日などはしっかり記入しておきましょう! お医者さまに相談もしやすくなりますよ。

手帳はバーチカル

 使う手帳は時間軸が縦に並んでいるバーチカルタイプが便利です!(この記事の見出し画像のリフィルがバーチカルタイプです)

 基本的にバーチカルタイプは営業職の方などが時間管理のために使う手帳なのですが、これを記録に使います。

 睡眠時間を記録するので、軸は24時間のものがいいですね。お客様、そんなあなたにオススメの手帳があるのですよ。

 ジブン手帳っていいます。

 コクヨさんの回し者じゃないですよ!

 これはログを書く、と豪語するだけあって軸は24時間(ただし、夜は枠が小さくなっています)、食事の記録や気分の記録、天気の記録もつけやすく、非常に便利な手帳です。

 私はこれ、3年かな、使いました(今年はpdf de calendarさまのリフィルを使用しています)。3年で色々なことがわかり、病気と付き合いやすくなりました。

 1年つけるだけでも違います。季節と病気の具合、温度と病気の具合、その他、1冊の手帳で全部調べ、確認することができます。

書いたら見返す

 一ヶ月前のことや、半年前のこと、一年前のことを見返すと、また新たな発見があります。「冬に弱いのかー」とか「意外と暑さとは関係ないみたい」とか「寒暖差の大きい頃はしんどい」とか。

 そうやって自分と病気のことを理解し、手懐けることがうつ病と付き合うコツだと思っています。

「今日は天気が雨だから、調子が悪い。調子が悪いときは前、読書をしたら落ち着いたって記録してあった。じゃあ、今日は読書をしよう」みたいな。

 私の場合は手帳のことを考えるとテンションが上がるので、落ち込んだら手帳のことを考えます。そろそろ2021年の手帳が発表される頃なので、毎日それを見て、テンションを整えています。

 そうやって自分と付き合っていくと、やがてうつ病って治ります。私みたいに治らない人でも生きやすくなります。

でも、書くのに無理しない

 本来、毎日書くのが大事ですが、無理しなくても大丈夫です。

 一日くらい書けなくたって、なんてことはありません。そういう日は寝てた、とかメモだけ残しておきましょう。

 書くことに一生懸命になりすぎて、自分の体調が崩れてしまったら元も子もないですからね。

 一番いいのはごく自然に習慣にすることですが、年単位でかかりますからのんびりいきましょう。

まとめ

 行動記録は寝ていただけでも記入できるので、実は日記よりオススメです。日記に「今日は寝ているだけだった」って書くの、結構辛いですよね。

 毎日の体調記録をつけるのは、うつ病の人は勿論、そうでない人も大事だと思います。

 ご存知「ほぼ日手帳」さんでも簡単な記録などはつけられますので、「ほぼ日使ってるけど、ページが空いてる……」なんていう私みたいな人はお天気と気温と体調だけでもメモしてみてください。変化が見えて楽しいですよ。

 ただし、無理はしないこと!

「昨日あんなに書けたのに、今日は書けない……」いいんです、それがうつ病の仕方ないところなんです。

 そんな波がある自分を許してあげられるようになって、手帳といい関係を築いてくださいね。

趣味で書いているので、サポートは不要です。お気持ちだけいただくことに致しますね。