【レポート】ローカルチャレンジ養成講座(冬)を実施しました!
令和6年2月14(火)~3月8日(金)雲南コミュニティキャンパス「ローカルチャレンジ養成講座」を実施しました!
ローカルチャレンジ養成講座とは
ローカルチャレンジ養成講座とは、地域でさまざまな取り組みを進めている先輩チャレンジャーを講師としてお招きし、チャレンジをする面白さに触れたり、2泊3日の合宿を通して、自身のプロジェクトが地域で実践できるのか、地域で求められるチャレンジとは何かについて考えながら、自身のプランをブラッシュアップするための講座です。
DAY1:オリエンテーション
初回講座のオリエンテーションはオンラインでの開催。まずは、初顔合わせの参加メンバー&スタッフの自己紹介。次に市役所のご担当から今回のフィールドとなる雲南市や、雲南市のチャレンジに対する取り組みについてご説明いただきました。
チャレンジフィールドに対し期待が高まったところで、事前課題で作成した「プロジェクトの種」の発表へ。今回のローカルチャレンジ養成講座で育てることになる「プロジェクトの種」に込めた自身の想いをプレゼンし、スタッフからの質疑、参加メンバーからの感想・アドバイスをもらいながらローカルチャレンジ養成のスタートをきりました。
発表の後は質疑応答を通し、浮き彫りになった課題や、足りていないポイントをさらに整理すべく、プロジェクトプランシートの作成へ。自分のこと、プロジェクトのこと、多角的に分析することで自分や自プロジェクトの立ち位置や課題が明らかにします。
DAY2-4:フィールドワーク合宿 @雲南市
DAY2-4は雲南市に滞在しながら、自身のプロジェクトプランを磨く強化合宿!
DAY2:地域チャレンジに触れる時間
2泊3日の合宿はまちのワーキングスペース オトナリからスタート。
午前中は初回講座~合宿までの間に、ブラッシュアップしたプロジェクトプランシートを改めて共有。参加メンバーがそれぞれがスタッフと壁打ちし、この合宿中に取り組みたいこと、解決したい課題など、この合宿内で取り組む目標について考えました。
午後は、雲南市役所にインターンに来ていた学生も加わり、久野交流センターへ。
特定非営利活動法人 おっちラボの三輪さんをゲストにお招きし、自身が地域自治組織と取り組まれた内容や、その難しさについて講義いただきました。実際に2年の歳月をかけて、地域との絆を深めプロジェクトを成し遂げた経験談は参加したメンバーの心を鷲掴みに!彼らのプロジェクトの方向性にも大きな影響を与えた時間となりました。
そのあとは、地域自治組織の立ち上げにも携わった佐藤さんのお宅へお邪魔し、雲南市のチャレンジのルーツを伺いました。雲南市のチャレンジの長い歴史に触れ、なぜ雲南市が「日本一チャレンジにやさしいまち」と言われてるのかを紐解くきっかけになったのではないでしょうか。
夜は、雲南市役所にインターンに来ていた学生も急遽参加して、スタッフ&学生の交流会を開催しました。
今回の合宿参加者はすべて雲南市外出身の学生。逆に雲南市役所にインターンにきた学生は、雲南市の中、高校卒業生もいたので、地元(雲南市)に対しての気持ちの変化や、初めて市外に出たときに思ったこと、雲南市への愛着を取り戻したエピソードなど、自身のプロジェクトに生かせる話をきける貴重な時間となりました。
DAY3:チャレンジを深める時間
合宿2日目、DAY3は午前中に非営利型一般社団法人ine佐藤さんをお招きし、中・高生のチャレンジ支援の取り組みについてうかがい、そのあとはそれぞれ1対1の壁打ちセッションを実施。それぞれが自身の取り組みについて話し、学生の伴走にも携わる佐藤さんから貴重な助言をいただきました。
午後は、特定非営利活動法人 おっちラボ小俣さんをお招きし、取り組まれている事業や、若者チャレンジ支援についてお話をうかがい、またしても1対1でプロジェクトプランの壁打ちをしていただく贅沢な時間に。空いた時間は助言をふまえ、自身のプロジェクトをブラッシュアップしたり、さらにスタッフと壁打ちしたり、1日通し、徹底的にプロジェクトに向き合う時間となりました。
夜は、若者チャレンジャーをお招きして懇親会を行いました。一日中頭を使い続けてしまったので、いい息抜きになったかな・・・?いよいよ明日からはプレゼン作成に取り掛かります。
DAY4:チャレンジを描く時間
合宿最終日3日目。DAY4午前中は雲南市のチャレンジを支える雲南市役所を訪問。まだ新しい市役所庁舎をご案内いただいたのち、会議室をお借りして自身のプロジェクトプランを発表するためのプレゼンテーションの作成を開始しました。早速、プレゼンテーション作成に着手するメンバー、まだ煮詰まらずチャレンジの構想に悩むメンバー、それぞれが頭をフル回転させ、自身のチャレジに向き合う時間が続きます。
午後は、株式会社ひまりの有路さんをお迎えし、プレゼンテーションと伝えるの極意を伝授いただきました。外科医、離島ドクターとしての経験から得たコミュニケーションの取り方や表現の仕方は圧巻の内容で、スタッフもどっぷり聞き入ってしまいました。後半はメンバーそれぞれが、できたてほやほやのプレゼンを披露。有路さんから貴重なアドバイスをいただきました。
3日間、ひたすら自身のチャレンジに向き合い、悩み、生み出す時間となり、解散時は疲れ切った顔をしていた参加メンバーですが、ここから審査会にむけてさらなるチャレンジのブラッシュアップが続きます。
DAY5:プランニングセッション
DAY5は当初の予定を変更し、参加者全員での相互セッションではなく、スタッフと1対1の壁打ち会となりました。
それぞれ、1時間以上、ひたすら自分のプロジェクトプランをスタッフに壁打ち。合宿で得た溢れそうになっている学びを、丁寧に自身のプロジェクトに編み込んでいく時間となりました。合宿3日間、そして、それを消化する時間を経て、参加メンバーのチャレンジがどのような姿になるか、あとは審査会を待つばかり。。。
DAY:6 プロジェクト審査会
DAY6はローカルチャレンジ養成講座の集大成のプロジェクト審査会。ここまで作り上げてきた自身のプロジェクトプランを審査員のみなさまに思う存分アピールします。場所はまちのワーキングスペース オトナリで、オフライン×オンラインのハイブリッド開催となりました。審査員としては、雲南市役所、地域のチャレンジャーのみなさまにお越しいただきました。
審査員の方々からは、熱い応援コメントとともに、現状のプロジェクトプランをさらにブラッシュアップできるようなアドバイスを多数いただきました。
学生からは
「自分が想定した質問と全然違う質問がきてびっくりした。前提の想いを聞く質問が多かったので言語化できず苦労した」
「独自性が強い発表だったので批判されるかなと思ったけど、逆に評価してもらえて嬉しかった。ゴールを広げてもらえる質問もあって有意義だった」
「フィードバックとして助言をもらうことで、『もっとこうしたい』と思うことが出来て、継続的にチャレンジと向き合う気持ちがより強まった」
という感想も。
まとめ
約1か月の間、ひたすら自分の想いや、自身のチャレンジプランと向き合い、議論を交わし、自分に問い直し続けた3人。当初の内容が変化する部分、変わらない芯にある「想い」、混乱したり悩んだり、生みの苦しみを味わったことと思います。たくさん考え、悩んだ分、それぞれが育てあげたプランはどれも個性が光る素晴らしい内容となりました。
ぜひとも次は、雲南スペシャルチャレンジで自身のプランの実現に挑戦し、未来の担い手となっていってほしいと思います。
雲南コミュニティキャンパス事業では、日本の将来の25年先をいくと言われる雲南市を学びのキャンパスに、大学生が地域の課題や魅力に触れ、自分なりの挑戦を形にしていくことを通じて未来の担い手になっていくことを目指しています。今後の動向にもぜひご注目ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?