【インタビュー】挨拶と笑顔から始まるコミュニケーション
今回お話を伺ったのは、株式会社アルプロンで「まちまるごとインターン」に取り組んだ平原さんと岡田さん。
筋トレが好きで筋肉愛が強いお二人に取り組んだ活動について伺いました。
今回インタビューした学生
●平原 丈士さん(右から2番目)
大学:立教大学
出身:東京都
雲南の好きなところ:人との距離が近いところ
●岡田 夏海さん(左から2番目)
大学:島根県立大学
出身:島根県
雲南の好きなところ:チャレンジに熱いところ
主なミッション
受け入れ先:株式会社アルプロン
テーマ :島根発!プロテインの製造工場で、身体だけでなく思考もアクティブを目指して活動する仲間を募集!
受入期間 :令和6年2月26日(月)~令和6年3月26日(火)
雲南市×プロテイン
ー株式会社アルプロンのインターンに応募した動機を教えてください
岡田)高校生(雲南市立大東高校)の時に部活動でアルプロンさんのプロテインいただいたり、高校生の時にスペチャレをさせてもらったので、恩返しがしたいっていう想いと、プロテインに興味があって製造工程や成分・効能について学ぶために応募しました。
平原)僕もプロテインが好きで、普段飲んでるプロテインがどうやって作られてるのか知りたかったっていうのと、将来食品メーカーで働きたいって考えているので、プロテインや健康食品を作っている方々の、働くことに対する考え方や価値観に触れたいと思ったからです。
ー平原さんは東京からこられてますが、わざわざ遠い雲南市のインターンを選んだのはなぜでしょうか
平原)地方インターンに憧れていて1回行ってみたいなって思っていたのと、東京だと食品メーカーのインターンは1日〜3日の短いものばかりで長期インターンが見つからなくて、ちょうど「地方インターン」「長期」「プロテイン」のキーワドで探していて見つけ、ここしかない!って思って応募しました。
「笑顔」と「挨拶」で始めるコミュニケーション
ー今回のインターンシップで取り組んだ内容について教えてください
平原)プロテインの製造工程の体験と、社員さんなど工場で働いてる方々による座学、それから食品表示等の勉強会への参加、あとは工場で働いてる方々へインタビューや座談会を通してコミュニケーションに関することや人生のアドバイスを多くいただきました。
ー実際に作業を体験されていかがでしたか?
岡田)初めてプロテインの工場に入ったら、ほとんどの作業が機械じゃなくて、人の手なのにびっくりしました。機械に頼らず人が作業する分、コミュニケーションがすごく大事になるのですが、やっぱり初めてお会いする方ですし、年齢も性別も全然違うので、コミュニケーションを取るのがすごく難しかったです。
ー平原さんはいかがでしたか
平原)僕もやっぱりコミュニケーションが難しかったですね。自分から話しかけて作業をミスったらどうしよう、とか、話す暇があるなら集中して作業しろって思われないか、って思ってうまくコミュニケーションが取れなくて。途中で、挨拶なら作業に集中しながらできるコミュニケーションだ!って気づいて、そこからは意識的に挨拶をするようにしたら、話しかけてくださる機会が増えたりして、コミュニケーションにおける「挨拶」の重要性に気づかされました。
ー報告会でも岡田さんから「笑顔」を心掛けたっていう話がでましたもんね
岡田)特に最初の1週間で行った工程は、シーンとした緊張感のある中での作業だったので、全然コミュニケーションをとれなかったんです。みんな私のことには全然興味ないだろうって思ってたし。でも後々別の方から、あの時もっと話しかけて欲しかったみたいだよ、って教えていただいて。私のことを知りたい、何を考えてるのか教えて欲しい、言ってたよって聞いて、もっと自分からコミュニケーションを取れば良かったって後悔しました。でもやっぱり、自分から話しかけるのは難しかったので、マスクの上からでもわかる笑顔を心がけて、話しかけやすい雰囲気を作ってコミュニケーションのきっかけになるようにしました。
ご褒美もコミュニケーション
ーインターンでの一番の思い出エピソードを教えてください
岡田)やっぱり松本さんに会えたことです!2人の共通点が筋肉ですし、松本さんのファンでもあるので、ご提案いただいて座談会をさせていただけたのは感激でした。お仕事の話もたくさんうかがったんですが、やっぱり1番は筋肉の話をすごい聞けたことですね。ご褒美って言われましたし、本当にご褒美でした。何より私たちのために企画してくださったのも本当に嬉しかったです。
※松本さん・・・アルプロン社員兼、パーソナルトレーナー。現役ボディメイク競技者でもあり、APF EAST JAPAN2023オーバーオールチャンピオン。
ー日報で2人とも熱く語ってましたもんね。ものすごく伝わってきました(笑)ほかにはありますか?
平原)意外だったことなんですが、プロテインを混ぜた後に大きな袋に詰めて、次のパッケージに詰める工程の人に渡すんですけど、混ぜた後にみんなで試食するんですよね。商品を食べていいんだ!ってびっくりしました。これ美味しいからって発売前のプロテインを試食させてもらったり。そのくらい楽しんだり、コミュニケーションをとりながら働いていて、全然かた苦しくないのがすごく意外でした。
他では味わえない人との「距離」と「熱」
ー続いては話変わって、雲南市の印象はいかがでしたか
平原)人が温かいっていうのが一番の印象でした。バス停で隣に座ってたおばあさんに「どこ行くの」「どこから来たの」って話しかけられて、僕もこのバス停であってるのか不安だったので聞いたらわかりやすく教えてくださったりとか。
あと、インターン期間中に雲南市大東町のトレーニングジムに通っていたんですが、会員さんやスタッフの距離が近くて、スタッフの方から話しかけてくれたりとか、会員さん同士で教え合ったり、僕もベンチプレスやってたら胸でかいね!とか言ってもらえて嬉しかったです。東京のトレーニングジムとは雰囲気が全然が違くて、大東では向こうから話しかけてくれていろんな会話にも繋がって、トレーニングに行くモチベーションにもなってすごい楽しかったです。
ー岡田さんは高校ぶりの雲南市ですが、違いはありましたか
岡田)1回雲南市に来て、外から雲南市を見て、また戻ってきて、やっぱり雲南市の大人ってエネルギー量がすごいって思いました!
自分が「こういうことしたいんです!」って話をしたら応援してくださる方が多かったし、「そうやるんだったら、これもいいんじゃない」ってブレインストーミングしてくださって、なんかもう本当に熱いなって思いました。
今までは「お金どうするの?」「人くるの?」とか、ネガティブなことばかり言われてきたんですけど、雲南市の大人はポジティブなアドバイスや応援をしてくださって、チャレンジしやすい街って言われるのはこういうのが理由なんだなって実感しました。
家族とも友達とも違う、特別な絆
ー今回のインターンでは、男女に分かれてシェアハウスでしたがいかがでしたか
岡田)すっごい楽しかったです!インターン中、メンタルが落ちてた時もあったんですが、帰ったら「おかえり」って言ってくれる人がいて、みんなでワイワイ言いながら、ご飯作って、ご飯食べて、ご飯食べ終わってもぺちゃくちゃ2時間ぐらい喋って。そういう何でもない日常にすごく助けられました。みんなでサウナ行ったり、ご飯食べにいったり、家族ともできないし、地元の友達とも違う、1ヶ月って限られてる時間だからこそできる絆がありました。
あえてマイナスをあげるとするなら、寒いのとカメムシが出ることですかね(笑)
ー雲南市での暮らしはいかがでしたか
平原)近くに大きなスーパーとか100均とかあったので暮らしやすかったです。困ったのは雨が多かったことですね。自転車があるんだけど、晴れててもいつ雨が降るかわからないんで、バケットハット持っていつ雨が降ってもいいようにしてました。
あと小学生が挨拶をすごいしてくれたのにはびっくりしました。挨拶で普段関わりのない大人とコミュニケーションを取ってる分、何かあった時に子供が大人に頼りやすいのかな、って。普段から挨拶が活発に行われてるのはすごいいいことなのかなって思います。
ー最後に、今後インターンに参加する学生へのメッセージをお願いします
平原)やりたいこととか目標が曖昧な人こそ、特に明確な理由がなくても来てほしいです。僕もここに来るまで、帰ったらまた東京で別のインターン探そうかな、くらいの気持ちだったんですけど、インターンを通してガラっと世界が変わって、目標ができたり、本読もう、名刺作ろうとか、やりたいことがどんどん増えていきました。
とりあえず何かやりたいこと見つけたいから行こうかな、くらいの気持ちでもすごい大きな学びを得られるので、そういう人こそおすすめかなって思います。
岡田)私はもう絶対来てくれ!!って感じです。やっぱ雲南の大人に触れてほしいっていうのが1番あって、自分も含め大学生ってすごく視野が狭いと思うんですけど、雲南市の大人っていろんな世界を見てきた人ばっかりだから、視野がめっちゃ広がるし、自分の人生の「質」も絶対いいものなっていくんですよね。
「こうなりたい」が明確になると思うし、雲南で出会った人たちが絶対応援してくれるので、自分の仲間を増やすという意味でも来てほしいなって思います。
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