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シーフードの「取り扱いポリシー」を公開します。

うみとさちの取り扱いポリシーは、私たち消費者・海・シーフード・シーフードを育てる匠にとってサステナブルになる未来を目指すため、生産現場で取り組むべきことを定めたものです。うみとさちで取り扱うシーフードがどのように生産されたか、取り扱いポリシーに沿って現状を公開しますが、公開して終わりでは決してありません。サステナブルな未来のため何をすべきか常に考え、小さなことでも一つずつ地道に改善を重ねていきます。またテクノロジーで養殖をサポートしながら、匠と共に挑戦を続けます。

(1)水産資源の維持

■餌の原料である魚粉(天然の漁獲資源に由来する)を減らす。

✔︎魚の健康状態を維持しつつ餌の使用量を最適化する。
ーウミトロン(※)はスマート餌やり機「UMITRON CELL」を提供し、AIを活用して魚の食欲を判定し、適切な量とタイミングで餌を与えることで餌の使用量の最適化に貢献する。
✔︎魚粉含有率が低い低魚粉飼料や無魚粉飼料、新しい漁獲を必要としない廃棄予定の加工残渣や大豆等の代替たんぱくを使った餌を使用する。

■適切な資源管理のもとに入手した魚粉を使う。

✔︎入手経路が明らかになっているトレーサブルな魚粉や、乱獲されたものではないことが証明されている魚粉で生産された餌を使用する。

■持続可能性に配慮して入手した稚魚を使う。

✔︎人工種苗が入手できる魚種に関しては人工種苗を活用する。また天然種苗を活用する場合、生態系に影響がないことが確認されたものを使う。

(2)自然環境への配慮

■生簀周辺の環境へ与える負荷を減らす。

✔︎無駄な餌の海洋への排出を抑え水質の汚染を防ぐ。
ーウミトロンはスマート餌やり機「UMITRON CELL」を提供し、AIを活用した餌やりの最適化で過剰な餌の発生と海への流出防止に貢献する。
✔︎生簀周辺の水質・地質のモニタリングを行い、水質改善のための取り組み(水質浄化活性剤の散布等)を実施する。
✔︎海洋生物へ影響を与える生簀周辺の漂流ゴミ(海洋プラスチック等)を取り除く。

■環境に配慮した生産資材を使用する。

✔︎生簀資材(筏・フロート)の再利用やリサイクルを行う。また環境負荷の低い素材を活用したものを使う。
✔︎加工・出荷の過程で梱包の簡素化や環境負荷の少ない資材を活用する。

■CO2排出削減のため燃油の利用を最小限に抑える。

✔︎生簀への船での往復回数を減らす。
ーウミトロンはIoT技術を活用したスマート餌やり機「UMITRON CELL」により、遠隔での餌やり作業を可能にし、生け簀への往復回数を減らすことに貢献する。

(3)動物福祉の確保

■生育期間において、魚にストレスを与えない。

✔︎遊泳空間と溶存酸素の確保のため、生簀あたりの飼育尾数を減らす。

■病気の予防・健康維持に努める。

✔︎病気の予防・早期発見に努め、過度な抗生物質の使用を控える。
ーウミトロンはスマート餌やり機「UMITRON CELL」を提供し、遠隔での魚の状態確認を可能にし魚病の早期発見に貢献する。
✔︎健康的生育に必要なワクチンの摂取、栄養・有効成分を与える。

■体側等の現場作業で、魚にストレスを与えない。

✔︎体側作業のための捕獲や麻酔の回数を減らす。
ーウミトロンはスマート魚体測定システム「UMITRON LENS」を提供し、非接触での体側を可能にし魚の捕獲、麻酔回数削減に貢献する。

(4)労働環境の改善

■労働環境改善のための取り組みを行う。

✔︎テクノロジーの活用で労働負荷を減らす。
ーウミトロンはスマート餌やり機「UMITRON CELL」を提供し、日々の餌やり業務における労働負荷削減に貢献する。
ーウミトロンはスマート魚体測定システム「UMITRON LENS」を提供し、体側作業(すくいあげ等)削減に貢献する。
ーウミトロンは水産養殖向け海洋データサービス「UMITRON PULSE」を提供し、データ計測の業務負荷軽減に貢献する。

【シーフードの取り扱いポリシーの確認方法】
うみとさちの生産者紹介記事の最後に、そのシーフードの情報を取り扱いポリシーに照らし合わせて公開します。詳細は各生産者のページをご覧ください(順次公開に向け準備中)

生産者紹介記事


【ウミトロンについて】
ウミトロンとは、「持続可能な水産養殖を地球に実装する」というミッションの元、水産養殖の現場にAIやIoT、衛星リモートセンシングなどテクノロジーを提供するスタートアップ企業です。より多くの人が、豊かな海について考え、おいしい魚を未来につなぐきっかけと選択肢を増やしていくために、おいしさ・安心・サステナブルにこだわった「うみとさち」をお届けしています。

【うみとさち オンラインショップ】


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