【エッセイ】花は黙って其処に咲く
ツツジが満開で嬉しい、今日この頃。春です。
子供の頃、ツツジの花の裏から蜜を吸っていました。稀に、小さな蟻がいました。子供の頃って勇気ある行動を無意識に取ってしまう。
花は良い。ただ黙って、其処に美しく咲いていてくれる。私の心が落ち込んでいる時も「あ、花だ」と気持ちを明るくしてくれる。花にもきっと感情はあるのかもしれない。けれど、少なくとも私には花の感情は分からない。ただ黙って、其処に咲いている。晴れの日も、雨の日も。
ただ黙って、寄り添ってくれる。その存在は、とても助かる。花でも、紅茶でも、雑貨でも。にんげん、でも。にんげんは、完全に黙って寄り添ってくれる人は少ないかもしれない。それでも、きっとそういったひともいるだろう。助かる。
綺麗なもの、好きなもの、大切なもの。そういったものや存在を、これからも大事にして行きたい。
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