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昔、父が焼きおにぎりを作ってくれた。おにぎりを作って一度、トースターで焼く。白米の焼け…
母が作ったうどんを、ふと思い出した。煮込みすぎているのか、くたくたの柔らかいうどん。そ…
今日の外は暑く、夏の気配がしました。割と風があったので、それは良かったです。 夏にな…
誰より誰より遠くにいる君に届かない手を伸ばして届けたい 自分という存在が確かに今ここに在…
人の中に私はいつか帰りたいのだと思ったのは最近のことだ。私はずっと、自分を助ける者は自…
――しばらく疎遠にしていたとしても、次に会った時に「やあ」と言葉をかわせることは、とて…
観測史上最高に暑い夏を記録したと言われる、今年、二〇一〇年の夏。買い物に行った帰り道、いつもの細道。そこで出会った生き物に、私は大袈裟ではなく、生命の強さを貰った。 陽炎でも見えるかと思う暑さの中、ふと視界の端に何か動くものが映り込んだ気がして私は気怠さを押し遣り、視線を向けた。砂利が敷き詰められた駐車場、数台の自動車。その一台の後ろで、それは動いていた。私が目をこらして見ると、小柄な猫の姿があった。自動車で出来た日陰の中、細い手足を持ち上げて、ただ一心に毛繕いを
全てを捨てて逃げ出しても良かった。だけど、何処かで読んだ漫画にあったように月と影と自分…
本来、基本的に自分の中にしか本当の自分はいないだろう。だが、私は不意に自分自身に連続性…
私は紅茶を飲むことが好きだ。けれど、紅茶を飲まなくても生きては行ける。それでも私は紅茶…
全てを捨ててでも私は帰りたい場所があるような気がしていた。自分を押し殺してでも愛された…
電車の窓硝子に赤いチューリップを植えることは出来ない。三日月の上に座ることは出来ない。…