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離婚まで150日 〜イジメられる方と、イジメられる方〜

実家に帰った時、弟がこんなことを言った。


「小さい頃、姉ちゃんは本当に俺をいじめたよなー。

 母さんも姉ちゃんの味方だったし、俺は居場所がなかったよなー」


え?そうだっけ?

思わず母と顔を見合わせた。

私も母も、弟がそんなことを思っていたなんて、ちっとも知らなかった。


「大体さ、いじめた側って忘れてるんだよな。

 でも、いじめられた方はずっと覚えてるんだよ」


この言葉は、今の私にとても刺さった。

昔は確かに、弟に言いたい放題だったり、パシリに使っていたけど、そこまで悪いことだと思ってなかった。

でも、弟はイヤだったんだ・・・。

今の私にリンクする。いじめた側はそれを忘れ、いじめられた方の記憶は消えない・・・。


これは家庭だけじゃなく、学校、会社、さらに国家間でも起こっている問題だと思う。

無自覚で人を傷つける、ってなんて怖いことだろう。


ごめんね。私は弟に謝って、1万円を渡した。

弟は、笑っていた。



ー今日の教訓ー

人を傷つけずに生きるのは難しい。けれど過去を反省し、謝ることもできる。

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